【作品概要】
10年ぶりに出所後、娘の存在を知り、平凡に生きていこうとするスヒョクと、彼を狙う人たちの物語を描く。
Q:ご挨拶をお願いします。
チョン・ウソン「とても待ち遠しかった時間です。叱られても早く叱られたいと思っていました。ついに公開することになりました。楽しんでいただけたらと思います」
キム・ナムギル「ウジン役を演じたキム・ナムギルです。どの時より緊張しています。どう見ていただいたか気になっています。良い話をお願いします」
キム・ジュンハン「ソンジュン役を演じたキム・ジュンハンです。昨年、海外映画祭を回りながら、早く韓国の観客にお見せしたいと思っていたので、ワクワクし、胸がいっぱいです」
パク・ユナ「ジナ役を演じるパク・ユナです。ご迷惑をおかけしないようにという思いで臨みました。出演できて光栄でした」
Q:監督、演出をする上で重点を置いた部分は何でしょうか?
チョン・ウソン「これまでよく見てきた設定とアクションを描く作品を演出する上で気を使ったのは、助けなければならない対象である子どもを利用しないこと、子どもを弱い存在だけで描かないこと、1人の人格者として存在させることでした。暴力の世界から離れようとしていたので、子どもを助けるためにスヒョクはどんな悩みをしたのか、その過程で暴力的な状況に直面した時、どんなアクションをするのかなどに重点を置きました」
Q:監督、ありふれた題材にも関わらず、演出を務めたかった理由は何でしょうか?
チョン・ウソン「ありふれた題材を演出するに当たり僕の観点、態度で貫くことが新しい挑戦になるだろうと思いました。チョン・ウソンらしい演出をお見せできると思いましたし、楽し挑戦だと思いました。結果物においてある程度の完成度を作り上げることができたら映画界への挑戦意識をお見せできるのではないかと思いました」
キム・ナムギルさん、狂気のある変わったキャラクターでしたが、どのように演じようとしましたか?また、実際、ご自身にもそんな姿がありますか?
キム・ナムギル「僕は狂気だと思いませんでした(笑)。先輩たち、特にウソン兄さんによく見せている態度を拡張したものです。狂気というより、他人の傷みは重要ではないし、自分の過去の1つの記憶に閉じ込められて生きている人だと思いました。狂気だとおっしゃったようなことを受け入れてくれる方はウソン兄さんだけです。他の方はちょっと抵抗を感じているようでしたが、その方々はそのよう(狂気)に受け入れたかもしれないですね(笑)。
スヒョクの状況はシリアスで重いのに、一般的ではないキャラクターのウジンが(劇の)流れを崩してしまうのではないか、独断的に見えるのではないかと心配しましたが、監督に“信じろ。それがこの映画でウジンを見せる方法であり、観客が一息できるポイントでもあるから”と言われ、その言葉を信じて演じたらウジンというキャラクターが誕生しました」
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