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取材記事

【映画概要】
世の中を変えるため、大統領選挙に5度目の挑戦をする政治家キム・ウンボムと、存在も、名前も隠されている選挙戦略家ソ・チャンデが熾烈な選挙戦に飛び込み、繰り広げる物語を描く。

Q:ご挨拶をお願いします。


ソル・ギョング「キム・ウンボム役を演じました。だいぶ寒くなってきましたが、僕たちの映画に関心を持ち、お越しいただきありがとうございます」


イ・ソンギュン「ソ・チャンデ役を演じたイ・ソンギュンです。大変な時期に足を運んでいただきありがとうございます。どう見ていただけたか気になります。緊張と期待で、まるで選挙を行う気分です(笑)。ぜひ応援してください」

Q:演じる上で気を遣った部分は何でしょうか?


ソル・ギョング「すべてのことに気を遣っています。今回の場合、モチーフとなる偉人のような人物(※)がいらっしゃるのですが、その方を真似するわけにはいかず、台本上のキム・ウンボムとして近づけようとしたのですが、それでもその方の存在を考えずにもいられなくて、中間点を見つけるのが大変でした」

※故金大中(キム・テジュン)元大統領をモチーフにしている。
イ・ソンギュン「情報があまりない方をモチーフにしているので、監督と話し合いながら、想像力を加えながら演じました。“ソ・チャンデはなぜ前に立たず、影のようにいなければならなかったのか”という当為性を考えながら演じました」

Q:モチーフとなる役を演じる上でプレッシャーはなかったでしょうか?モチーフとなる方のどんな部分を反映しようとされましたか?


ソル・ギョング「プレッシャーはありました。台本をいただいた時はその方の名前が役名となっていたのでものすごくプレッシャーを感じ、監督に役名を変えてほしいとお願いしてキム・ウンボムになりました。その名前だけで少し気が楽になりました。

できるだけ真似はせずに、作り出そうとしました。金大中元大統領の生前の姿を真似するわけではなく、真似できるわけでもなくて、台本に書かれていることに集中し、重点を置いて演じようとしました。木浦(モッポ)の方言は共演者のユン・セウンさんにすべてのセリフを録音してもらってそれを聞きながら練習しました。木浦の方言を見につけ、監督の前で披露したら、『方言を取って、感じだけ持って行きましょう』と言われて取る練習もしました。演説シーンは(金大中元大統領の資料を)参考にしました。当時の映像はあまりなかったのですが、演説文は映画にそのまま反映された部分が多くて演説文を自分のものにしようと努力しました」



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