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取材記事

【映画概要】
事故で記憶を失い、周りの未来が見えるようになったスジン(ソ・イェジ)が、混乱しながら(記憶の)パズルを合わせていくうち、夫の衝撃の実体に向き合う物語を描くミステリースリラーだ。

Q:ご挨拶をお願いします。


キム・ガンウ「一生懸命作りました。久しぶりのスリラー映画なのでたくさんの応援をよろしくお願いします」

Q:両面性を演じる上で、難しいことはなかったですか?

キム・ガンウ「両面性に重点をおこうとは思わずに、シナリオにあるまま、ワンシーンワンシーン忠実に計算せずに演じよう、と思いました。計算するとむしろ作った感が出そうだったので。監督がシナリオをしっかり描いてくださっていたので、シナリオに忠実に、ワンシーンごと塔を積むように作りました」

Q:スジンを見つめる視線を表現するのは難しかったと思うのですが、いかがでしたか?

キム・ガンウ「観客の皆さんは、スジンの感情に添って鑑賞されると思いましたし、台本に書いてある通り、できるだけ献身的な夫に見えるべきだと思いました。視線は難しかったです。愛する夫婦なので、献身的な最高の夫の姿を見せる必要がありました。後になるほど基本的な優しい視線にプラスアルファがなくてはいけないと思ったので難しかったです。映画を初めて見たのですが、何日か前から“バランスをしっかり合わせられただろうか?”と心配でした。今日見ながら、もう少しうまく演じるべきだったと思い、少し残念です」

Q:完成した作品を見ていかがでしたか?一番難しかったシーンはどこですか?

キム・ガンウ「どのシーンというより、全体的に難しかったです(笑)。自分はストーリーをすべて知っているので、それらを眼差しを通して観客に情報提供してしまっていたらどうしようと心配でした。スリラーサスペンス作品はこういう不安がつきものなのですが、今回はさらに不安でした。恐怖まで加わって、眠れない夜を過ごさせた魔性のシナリオでした(笑)。一つのシーンを撮るたびに『今くらいの表現で合っているか?』と表現の強度について常に悩み、監督と絶えず話し合いながら演じました」

Q:ジフンの魅力は何だと思いますか?

キム・ガンウ「演じたキャラクターの魅力を話すのは恥ずかしいですね(笑)。こう表現するのが合っているのか分かりませんが、クラシックで、正統派スリラー映画ではありますが、基本的に恋愛作品のような感情を持って演じました。スリラーを見て別冊付録のようにまたもう1本の恋愛作品を見る感じで。ジフンがそれを表現した魅力に注目していただきたいです」

Q:この映画を観た後、観客の皆さんにはどんな印象を持ってほしいですか?

キム・ガンウ「この映画が今年(韓国)初スリラーです。昨年一番残念だったことと欠けていたことは、劇場で映画を見れなかったことですが、今日劇場で映画を見て、やはり映画は劇場で見るべきでだと思いました。今日見ながら感動を倍感じました。今年良い作品がたくさん公開されると思いますが、僕たちの映画がその始発点となり、初夏の風が吹くような作品となってほしいです」



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