Q:キム・スルギさん、役と似ている点と違う点を教えてください。
キム・スルギ「チュ・ソヨンとは、時には親のようで、時には姉妹のような親友です。友人たちへ義理のあるところが似ていると思います。違う点は、オシャレを頑張ることです。私はあまり着飾ることが好きじゃないので、現場にはアウトドアルックで行ったりします(笑)」
Q:監督とオ・ヨンソさんは『猟奇的な彼女』に続いて、2度目の仕事でしたが、いかがでしたか?また、監督はオ・ヨンソさんにラブコールを送った理由は何でしょうか?
監督「当時、お姫様のような格好をして、岩の上で片脚を立ててカップラーメンを食べる姿を見て、“あの方は何でもできそうだ”と思いました。ヨンソさんと本格的なラブコメがしたいと思いました。この台本を読んで、一番最初にヨンソさんが思い浮かびました。
ヨンソさんとは監督と役者の関係を超えて、同僚のような感じですし、感謝している役者さんです」
オ・ヨンソ「監督からラブコールをいただき、それにお応えした理由は、私が知っている人の中で、監督がもっとも“瑕疵のある人間”だから…(笑)。
監督は面白い方ですし、(私と)ギャグ線も合いますし、考え方も似ています。『今回のドラマがうまくいかなかったら二度と会わないことにしましょう。もし、鉢合わせたとしても知らんぷりしましょう』と話しました(笑)。細かくディレクションしてくれるので、演技的にも助けられました。撮影に入る前はいつも『苦労させない。楽しくやりましょう』と言われますが、今回もすごく苦労しましたし、怪我もしました(笑)。このドラマがうまくいかないと私たちはもう会えません(笑)」
Q:それぞれ乗り越えたい偏見や誤解を教えてください。
オ・ヨンソ「“ちゃっかりしていそうだ”、“お高くとまっている感じ”という誤解、偏見があるようですが、私はおおらかな方です。何もしないことが好きです(笑)」
アン・ジェヒョン「僕はタイトルのように瑕疵が一番多いのではないかと思います(笑)。冷たいイメージがあるようで、それが長所であり短所ですが、僕は優しいです。外見は悪い人のように見えるかもしれませんが、心は優しいです(笑)」
キム・スルギ「子どもの頃は“ハンサムな人は性格が悪いだろう”という偏見がありました。年を取っていくうちに、人の性格は外見と関係なく、どんな人生を生きてきたかによって違うんだから、外見や印象に偏見を持ってはいけないと思うようになりました」
クウォン「僕は枠組みに閉じ込められて生きる人です。このドラマを通して、自分の瑕疵が誰かには慰めになり、他人の瑕疵が自分の慰めになる。僕たちは誰もが瑕疵を持っているし、僕にも瑕疵があってもいいという慰めをもらい、余裕ができました」