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取材記事

Q:ご挨拶をお願いします。


キム・スロ「俳優キム・スロです。よろしくお願いします」


イ・シヨン「イ・シヨンです。貴重な時間を割いていただきありがとうございます」


ベクホ「NU'EST(ニューイースト)のベクホです。このような場は初めてで不思議な感じがあり、ドキドキし、楽しいです」

Q:キム・スロさん、昨年10月にFCの運営を引き受けられた理由は何でしょうか?よかったら、引受の金額を教えてください。また、目標があれば教えてください。


キム・スロ「サッカーが大好きで、約10年間、“直観(現場で観覧)”に行っていました。プレミアリーグを好きになったきっかけはパク・チソンさんがプレミアリーグに移ったことからです。ロンドンは様々な公演があって好きなところですが、サッカー好きで、チェルシーの会員になって、さらに好きになりました。(パク・チソンが所属していた)マンチェスター・ユナイテッドの会員にならなかった理由は、全球場に行ってみたんですが、マンチェスター・ユナイテッドの球場は行きづらいところにあったからです。サッカーの始まりは自分のチームを持つことからだそうで、ロンドンに自分のチームを持とうと思ってチェルシーの会員になったわけです。チェルシーの競技をずっと“直観”し、応援していたら、チェルシーからプレゼントももらいました。実は“エージェントになろうか?”、“どうすれば代表選手の夢を持つ人々と密接な関係が持てるか?”、“自分が好きなサッカーを見るだけでなく、どうすれば一緒にできるか?”などなどの考えから始まりました。ずっとチェルシーの競技を見に行っていたら、そこから生まれた人間関係なんかもあり、チェルシー関連映像を撮らせていただいたりしたて、それが始発点となり、いい機会が訪れました。(FC責任者になって)僕自身も驚いています。

巨額ではないです。僕が13部リーグを引き受けたことで、『キム・スロは作品活動で大金を稼いだんだ』と思われる方が多いようですが、家族を養っているとお金はないです(笑)。(引受金は)自分が好きなことができるほどの金額です。番組で金額を明かしているので、正確な金額は番組を通して確認してください。大事なのはお金ではないです。サッカーのFC責任者としてのサインをした日、役者になったときと同じくらいうれしかったです。成人する前の夢が役者だったら、成人してからの夢は役者を長く続けることと、サッカーに関わる仕事がしたいことでした。ほかの13部リーグのFC責任者より良くしてあげられる自信はあります。十数年間のサッカーへの愛が積もりに積もって、こうしてFC責任者になれました。選手たちの姿を、番組を通してお見せできて嬉しいです。

目標は9部リーグまで(笑)。今、ビックピクチャーはお話しできません。見守ってください」

Q:ベクホさん、長い時間をかけて人気を集めてこられたことから、選手たちと共感できる部分が多かったのではないかと思いますが、実際選手に会ってみていかがでしたか?


ベクホ「選手たちの心をすべて察することはできなくても、ある程度は共感できるだろうと思いました。実は、最初は割と軽い気持ちで行きました。撮影をしていくうちに、どんな方法でも選手たちを助けたいと強く思うようになりました。選手たちがボールを持って遊んだり、競技をする姿を見た時、僕がステージに上がった時と同じ気分かな?と思いました。自分もあまり能力があるわけではないですが、自分の能力のかぎり、何でも助けたいと思いました。選手たちの競技を見る時は“うちのチーム”だと思いました。僕の心の中では、です。僕たちの選手の競技はこれまで見たサッカーの競技の中で最も感銘深く、楽しかったです」

Q:キム・スロさんがキャスティングしたようですが、どんな縁でキャスティングされましたか?


キム・スロ「僕は連絡先を知っている女優さんがあまりいないんです。僕が女優さんに人気がないこともありますし、プライベートで女優さんと会うのは苦手で。シヨンさんとは同じボクシング体育館に通っていて。ちなみに、チャン・ヒョクさんも(笑)。シヨンさんとはリハビリの病院も同じです(笑)。体育館から病院まで一致するのはなかなかないです(笑)。映画『ホン・ギルドンの後裔』では、とても印象深かったです。シヨンさんはお綺麗ですが、男っぽい性格でもあり、大好きな女優さんなので、1番目に交渉しました。

カイ(EXO)さんはおなじチェルシーのファンということで、無性に愛情を抱いていました。普通はマンチェスター・ユナイテッドのファンが多いですが、カイさんはチェルシーのファンというので、(所属事務所の)ワークショップに行くたびに暖かい目で見ていました。ベクホさんは、『アイドル体育大会』で見ました。ベクホさんは素晴らしいフィジカルを持っていて、“彼なら朝に一緒に運動できそうだ”と思いましたし、NU'ESTは最近の旬なグループなので、ベクホさんを迎え入れて仲良くなりたいと思いました(笑)。今は夜中1時でも電話するほど仲良くなりましたし、ベクホさんが出演した番組を探してみたりしています。今朝も『君が出演したあの番組、全部見たよ』と言ったらすごく喜んでくれて嬉しかったです(笑)」

ベクホ「借りを作られちゃいました(笑)」

Q:イ・シヨンさん、提案をもらったとき、いかがでしたか?サッカーに関心はありましたか?

イ・シヨン「このようなバラエティ番組はなかったので新鮮でした。2002年のワールドカップをきっかけに、サッカーが大好きになり、さらにパク・チソン選手がヨーロッパに進出しながらたまにプレミアムリーグを見ました。2005年、偶然ACミラン対リヴァプールFCの試合をライブで見ましたが、その競技は長らく残る名勝負で、そのときからリヴァプールのファンになりました。役者デビューし、またボクシングをしていたらサッカーのことは忘れていましたが、スロ先輩に会い、自分が情熱的にサッカーを応援していた20代に戻るような感じがしてすごくときめきました。いくらサッカー好きでも、ヨーロッパへ行って観覧するのは難しいですよね。この番組に出演したら直接観覧する機会があるんじゃないかという若干の私心もありました(笑)。オファーしていただきありがたかったですし、ワクワクしました」

Q:ベクホさん、どんな部分に惹かれて出演されましたか?撮影はいかがでしたか?


ベクホ「スロ兄さんが直接僕の所属事務所まで来てくださいましたし、本当に口が上手くて、ちょっと騙されたような気もしますが(笑)。“英国”という言葉はなんだか格好良いし、素敵に思えました(笑)。サッカーのことは知っていますし、“サッカーは英国”という言葉もあるので、漠然としながらも、気軽に行きました。撮影に行った1日、2日くらいは“これは何だ?!”と思いました。カメラがオフになったとき、兄さんたちに『これ(ドッキリじゃなく)本当ですよね?』と聞いたんです(笑)。台本もないし、僕は何をすればいいかもわからなくて。2~3日間は本当かな?嘘かな?と混乱しました(笑)。でも、本当でした。

(宿舎だけでなく、サッカー運営に関する全て)すごく劣悪な状況でした(笑)。シヨン姉さんや、お兄さんたちが真面目に臨む姿をみて、僕もこのチームのために何かできることがあればいいなと思い、真面目に臨みました」

イ・シヨン「劣悪な環境について付け足すと、初めて現地に行ったとき、“あ、(このチームは)番組と一緒にすることになって本当に良かった”と思いました(笑)。この番組でなかったら、スロ兄さんはFCを運営するのがもっと大変だっただろうと思いました。選手たちはそれぞれ職業を持っていて、サッカーに全てを注ぐことができていません。私は28歳で遅れてデビューしました。当時、私も他に職業を持っていて、役者の夢を見ながら働いていました。当時の自分の姿が浮かび、選手たちに感情移入できました。選手たちを混乱させて番組が終わってしまうのではないかという心配もありましたが、スロ先輩の計画を聞いて安心しました」

Q:キム・スロさん、普通、夢と現実は違うものですが、FC責任者になってみていかがでしたか?

キム・スロ「隣にいる方々と若い選手たちを応援するのは、お金でできないことです。それができて嬉しいです。劣悪な状況ですが、リーグごとに政策というのがあります。13部リーグなのに専用球場を持っているのはフェアではないです。賃貸を払って球場を使っています。今は30人、40人くらい座れるベンチもあります。劣悪だけど頑張ってくれた理事陣(出演者)に感謝します」

イ・シヨン「監督が宿舎の居間で、寝袋で寝ているのを見たので、大変でも大変だと言えていません(笑)。わざとそこで寝ているような気もしますが(笑)、そこで寝ているのを見てなんか悪いなと思って、大変だと言えなくなりました」

ベクホ「僕もです(笑)。夜、水を飲もうとキッチンに行ったとき、居間で寝ている監督を見てびっくりしたのと同時に、なんだか申し訳ないなと思いました。僕たちより苦労しているということを見せるためにわざとそうしているようですが(笑)」

イ・シヨン「まだ8回の撮影が残っていますが、その姿には慣れているので、これからもそこで寝てほしいです(笑)」

Q:ベクホさん、最後に一言お願いします。


ベクホ「みんなが力を合わせて頑張って撮影しました。わざと演出したことはないです(笑)。最近、NU'ESTもリアリティ番組の撮影をしたのですが、その番組よりも脚本のない番組で、慣れるまで時間がかかりましたが、良い余韻の残る番組だと思います。温かく見守って下さい!」



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