Q:イエリヤさん、監督と3度目の仕事ですが、いかがですか?
イエリヤ「実はこんなに早くまたお仕事できるとは思わなかったです(笑)。監督の作品は素材も、物語も共感できる点が多く、演じる時も集中しやすいですし、幸せだと感じることが多いです。キム・ガプス先輩は『チュノ~推奴~』の時から何度もご一緒してきたそうです。私も監督と長くご一緒できる役者に成長したいです(笑)」
Q:監督、役者さんたちへの満足度はいかがでしょうか?
監督「役者さんへの満足度を申し上げる前に、役者さんたちの僕への満足度を尋ねたいです(笑)。お一人お一人、キャスティングが決まるたびに『あれ?ここまで(うまく)いくもの?この方たちがすべて揃ったらどうなる?やっぱり僕はキャスティングするの上手いな』と(笑)。しかし、後から聞いたら、みんなイ・ジョンジェさんがいるから出演したそうです(笑)。
すべての役者さんが現場で驚くほどのシナジーを見せてくれます。この方々のために、満足度の高い監督にならなきゃと思って頑張っています。役者のみなさんが最高の演技を披露してくれるので、僕はそれをどうやってスピーディーに盛るかを悩んでいますが、よくやって退けています(笑)。政治を素材にしているので、重かったり、堅苦しかったりして、難しくなるんじゃないかという不安がありましたが、撮れば撮るほど楽しいんです。
キム・ガプス先輩は人生最高の演技を披露してくれています。ご一緒して5作目ですし、キャスティング前は“(様々な作品に)出すぎかな?避けた方がいいんじゃないか”と悩みましたが、義理で(笑)。しかし、今回演じるのを見て、キャスティングして本当に良かったと思いました。本当に尊敬しています」
Q:キム・ガプスさん、監督への満足度はいかがでしょうか?
キム・ガプス「僕はスピーディーに、うまく撮る監督が好きです(笑)。ゆっくりうまく撮るのは自分でもできます(笑)。監督はスピーディーにうまく撮るので、現場に余裕があります。また、役者との疎通が上手です。『このシーンはこんな感じでやりたいです』と言ったら、意見を受け止めて、リハーサルをしてみて気に入ったらそのまま撮ってくれます。僕は“もういいや。監督がなんとかしてくださるだろう”と思って思い切り演じます。監督が好きで、出演オファーをもらった時、作品は見もしなかったです。好きな監督から声をかけられると作品もキャラクターも見ません。監督は良い作品を作り、キャラクターを生かしてくれると信じているから。本当に素晴らしい監督です」