Q:監督、キャスティングの理由について教えてください。
監督「パク・フンさんとは複雑な縁があります。僕がパク・フンさんの奥さんパク・ミンジョンさんをデビューさせたんです。2人で出演された演劇も見た事がありますし、パク・フンさんのことは意識していました。男性の魅力に溢れながらもやわらかい面もあるからです。
アラさんは、作家さんにとって初恋のような存在でした。初恋は実らないことが多いのに、アラさんはやると言ったので『なんでやると言ったんだ』と逆に質問しました(笑)。出演理由はこの後アラさんから直接聞いてください。
時代劇は演じるのが難しく、寒い日でも遠い所に行って撮影しなくてはいけないので、嫌う人が多いです。まだ兵役中だっただイルさんを連れてきました(笑)。イルさんから『なんで僕をキャスティングしたんですか』と聞かれたので『キャスティングじゃない、拉致したんだよ』と答えました(笑)。イ・グムは複雑なキャラクターなのですが、それをこなすには役者本人の持つものも重要になり、演出側と合わせる事も重要なのですが、イルさんはそこを上手にやりこなします。
クォン・ユルさんは『耳打ち~愛の言葉~』で見て好感を持っていました。演技大賞の時に会って初めてしゃべり、その後はプライベートでもご飯を食べに行ったりしましたが、テレビで見る時は、強く独特な雰囲気を持つ俳優さんなのに、実際はウィットに富んでいて面白いです。パク・ムンスという人物はドラマに活力を与える役なので、皆さんの知らないクォン・ユルさんの姿を見せてくれたらいいなと思いました。
ムンソンさんは『フンナムジョンウム』からの縁です。その時はすごく滑稽なキャラクターでしたが、カラーがしっかりあって味のある演技をされていました。今回の役は可愛く見えなくてはいけない役なのですがムンソンさんならやってくれるだろうと思いました。そのドラマの悪役を見たくなくなってしまうとドラマとしても難しくなってきますが、そこはムンソンさんがうまくやってくれるだろうと思っています」