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取材記事

映画『暗数殺人』マスコミ試写会


Q:出演を決定づけた、この作品の魅力を教えてください。

映画『暗数殺人』マスコミ試写会
キム・ユンソク
(c)m-up


キム・ユンソク「何よりシナリオの力強さです。キャラクターについては独特だと思いました。荒っぽい人たちを相手にしていると、その人たちを制圧するためにはその人たち以上に荒っぽいところを見せなくてはいけない、刑事物、犯罪物のようなジャンルならではの姿が普通あるのですが、この映画では全くありませんでした。悪い言葉はほぼ使いません。普通刑事はジャンパーにスニーカーですが、この人物はサラリーマンのようにシャツとジャケットを着ています。礼儀をわきまえた姿で人に会うところも気に入りました。犯人を捕まえたからといって終わりではなく、最後に被害者にまで確認してこそ事件が終了すると考えている部分も魅力的だと思いました」

映画『暗数殺人』マスコミ試写会
チュ・ジフン
(c)m-up


チュ・ジフン「一つ目は、しっかりとしていて面白いシナリオというところでした。2つ目は、ユンソク先輩がキャスティングされていたことで、心強い味方を得た気分になったことです。観客の皆さんも刑事物としての期待値、このジャンルへの期待感があると思いますが、僕はこの作品が“こういう話なのにこんな風に解決するんだ”と面白かったです。

悩んだ部分は、“強烈なキャラクターを演じてみたい”という欲望と、“これをしっかりこなせるか”という心配でした。ジャンル物としてのアクションのような痛快さの代わりに、接見室での2人の心理戦で面白さを与えられればと思いました。やり遂げられるか不安でしたが、監督と先輩に会って参加することになりました。参加して良かったと思っています。新鮮な面白さが観客の皆さんにどう伝わるのか気になります。うまく伝わってほしいです」

Q:キム・ユンソクさん、カン・テオから怒りを煽られるシーンが多かったですが、本当に腹が立ったシーンがあれば教えてください。

キム・ユンソク「尋問室でカン・テオが『起訴できませんよ。時が過ぎたので』と言うシーンです。この人物は刑事を弄んだと言うことが分かるので。(彼の陳述の通り探し出した死体が)彼の陳述した人物と違う人(の死体)で、遺伝子検査をしても誰なのか明かすことができないということをカン・テオは知っていたんですよね。120%蹂躙したわけですよ。刑事が完全に振り回されたので、(カン・テオは)本当に恐ろしい人です。そのシーンを撮影するときは怒りがこみ上げてきました。ですが本当に腹が立ったのは、髪を坊主にしたにも関わらずかっこいいことです(笑)」



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