Q:本作ではキム・ユンソクさんと2人1役という役どころですが、未来のスヒョンを演じたキム・ユンソクさんとの共演はいかがでしたか?演じられる上で意識した点はございますか?
「キム・ユンソク先輩は、全体的に受け入れ態勢で接してくださいました。寛容な心で、時には厳しく、時には抱擁してくれました。喫煙シーンにはこだわりました。なぜなら、タバコを吸い続ける理由が、スヒョンが持つ孤独な心を表していると思ったからです。キム・ユンソク先輩の手のしぐさや、口の動きを真似するために努力しました。ヨナと別れたときもスヒョンは一番最初にタバコを取り出しますよね。ヨナはスヒョンにとって、それだけ重要な存在だったわけです。でもキム・ユンソク先輩をただ真似すると、わざとらしく見えるような気がしました。どうすれば自然に表現できるか悩みましたが、最終的には『ハン・スヒョン』を演技する時の心だけが互いに同じであればいいと思いました」
Q:チェ・ソジンさん、アン・セハさんなどの共演者の方で、印象に残っている方やエピソードがあればお教えください。
「『チェ・ソジンさんは、とてもクラシックな感情を持ち合わせている役者』だとキム・ユンソク先輩がおっしゃっていて、自分も彼女からそういう感情を感じました。基本に忠実で、きっちり演技をする方です。とても素直な役者だと思います。アン・セハさんは経験が豊富な役者なので、現場でとても心地よい雰囲気を作ってくれました。二人とも現場で僕がとても信頼でき、頼れる共演者でした。3人で一緒に素晴らしい役者に成長できると嬉しいです」
Q:ピョン・ヨハンさんが本作の主人公スヒョンと同じように過去に戻れるなら、いつに戻りたいですか?
「後悔したことや傷ついたことが多かったので、過去に戻りたくないとは思っていますが、それらの経験が、自分をもっと成長させる可能性を広げてくれたと思っています。だから、過去に戻ってやり直したいのではなく、過去の経験を今に生かしたいです。懐かしい友人や、会いたい家族がみなさんそれぞれいると思いますが、これからもっと幸せに生きて欲しいという気持ちの方が強い。そういう大切な人を思い出させてくれる映画だと思います」
Q:これから劇場でご覧になる、日本の観客の皆さんへメッセージをお願いします。
「こんにちは。ピョン・ヨハンです。10月14日に日本で『あなた、そこにいてくれますか』が公開されます。皆さんの心を温かくしてくれる映画です。期待と応援お願いします。日本でお会いしましょう」
『あなた、そこにいてくれますか』
【2016年/韓国/111分/カラー】
出演:ピョン・ヨハン/キム・ユンソク/チェ・ソジン/キム・サンホ/アン・セハ
監督:ホン・ジヨン『キッチン~3人のレシピ~』『結婚前夜 ~マリッジブルー~』
配給:ギャガ・プラス
10月14日(土)ヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次公開
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公式サイト:http://gaga.ne.jp/anasoko/