【第1部】
◆オープニング
KBS演技大賞の歴代大賞受賞者であるチェ・スジョン(1998年、2001年、2007年受賞)とコ・ドゥシム(1989年、2004年受賞)が“これから30年を輝かせる俳優”として、パク・ボゴムとキム・ジウォンを紹介した。
パク・ボゴム「“30年を輝かせる俳優”と紹介され、荷が重く感じますが、一方では、尊敬する先輩に認められたようで嬉しいです」
キム・ジウォン「先輩方の期待に応えるために頑張って演じます」
◆助演賞
オ・ジホとオム・ヒョンギョンが、助演賞のプレゼンターとして舞台に上がった。オ・ジホは「2004年に助演賞を受賞しました(笑)。(久しぶりに舞台に上がるので)今日はスタイルに力を入れました」とコメントし、笑顔を見せた。
男性助演賞は、『雲が描いた月明り』のイ・ジュニョクが受賞の栄光を手にした。『町の弁護士チョ・ドゥルホ』のキム・ガプス、『ベクヒが戻った』のイン・ギョジン、『太陽の末裔』のチョ・ジェユン、『雲が描いた月明り』のチョ・ジェユン、『我が家のはちみつの壺』、『ベクヒが戻った』、『雲が描いた月明り』のチェ・デチョル、『月桂樹洋服店の紳士たち』のチェ・ウォニョンを抑えての受賞となった。
イ・ジュニョク「本当にありがとうございます!授賞式に初めて参加しました(笑)。(パク・ボゴムに向かって両手をあげて)殿下~~~!」
パク・ボゴム「会いたかったです。本当におめでとうございます。僕と共演してくださって光栄でした」(頭を下げて挨拶)
続けてイ・ジュニョクが「もし受賞したら失敗してはいけないと思ってメモしてきました(笑)。このメモを広げることができるかな?なぜこんな真似をしているんだ…と思いながら書きました(笑)」とジャケットの内ポケットからカンペを引き出すと、会場からは笑いが起こった。
イ・ジュニョク「時間がないので早口で言います。自動音声と誤解しないでくださいね(笑)。私の初めての劇団『ペクスグァンブ』、所属事務所のスタッフ、このドラマに出演させてくださった監督、作家さん、スタッフの皆さんに感謝します。共演者に感謝します。そしてボゴム…おかげで子ども3人を育てるのが楽になったよ(笑)。妻ジニ、愛してる!3人の子どもたち、愛してるよ。父と母へ、ありがとうございます。受賞しました!」
目を潤ませながら震える声で伝えた、感謝あふれるコメントとなった。
女性助演賞は、『月桂樹洋服店の紳士たち』のラ・ミランが受賞の栄光を手にした。『太陽の末裔』のソ・ジョンヨン、『子どもが5人』のシン・ヘソン、『オ・マイ・グンピ』のオ・ユナ、『雲が描いた月明り』のチョン・ヘソン、『町の弁護士チョ・ドゥルホ』のファン・ソクジョンを抑えての受賞となった。
ラ・ミラン「助演賞をいただくなんて、夢にも思いませんでした。チャ・インピョ先輩とベストカップル賞をいただきたくて参加したのですが、この賞をいただいたので、もしかしてカップル賞はいただけませんかね?(笑)演技大賞には初めて参加しました。素敵な方々と素敵な作品に出演できて光栄です。最近だんだん太ってきて、スタイリストの方がうまく繕ってくださっています。ご苦労様でした。本当にありがとうございます。『月桂樹洋服店の紳士たち』は、まだ撮影を残しています。夫ペ・サムド(チャ・インピョ)さんが私の気をもませていますが…それでも愛し合うように努力します(笑)」
◆アジア最高カップル賞
プレゼンターとして、チェ・スジョンが舞台に上がった。栄えあるアジア最高カップル賞には、『太陽の末裔』のソン・ジュンギとソン・ヘギョカップルが選ばれた。
ソン・ジュンギ「アジア最高カップル賞という賞があることは知りませんでした。本当にありがとうございます。この賞を受賞できるなんて、予想もしていませんでした。カン・モヨン(ソン・ヘギョの役名)とユ・シジン(ソン・ジュンギの役名)という、愛おしくて魅力的な役を描いてくださった作家の方々、アシスタント作家の方々と、栄光を分かち合いたいです」
ソン・ヘギョ「アジアファンの皆さん、視聴者の皆さん、ありがとうございます。皆さんからいただく賞なので、より価値があると思います。カン・モヨンとユ・シジンが輝けるように演出してくださった監督、スタッフ、作家の皆さんと、栄光を分かち合いたいです」
◆短編ドラマ賞
ポン・テギュとイ・ハナが、短編ドラマ賞のプレゼンターとして舞台に上がった。現在、リアルバラエティ番組『家事をする男たち』に出演しているポン・テギュは「演技より家事の方が大変です。簡単ではありませんね。家事をしている全ての方々、頑張ってください!」と笑顔でコメントした。イ・ハナは「まもなく放送されるドラマ(『ボイス』)を撮影しています」と近況を告げた。
男性短編ドラマ賞は、『ベクヒが戻った』のキム・ソンオと『赤い先生』のイ・ドンフィが受賞の栄光に輝いた。『平壌まで2万ウォン』のハン・ジュワン、『ページ・ターナー』のチスを抑えての受賞となった。
パンツの後ろポケットからカンペを引き出したイ・ドンフィの姿に会場から笑いが起こると、「もしものために、準備しておきました(笑)」と笑いながら、次のように受賞の感想を語った。
イ・ドンフィ「機会をくださった監督と作家さんに、心から感謝します。暑い夏に苦労したスタッフと、この賞の栄光を分かち合いたいです。気持ちとしては常に良い姿だけをお見せしたいところですが、そういかない時は苦しかったり…申し訳ないです。実力不足な自分を奮い立たせて、もっと頑張って、いい俳優になるように頑張ります。支をしてくださるファンの皆さんに感謝します。母と父へ、学生時代の卒業式などには呼びませんでしたが、今日、賞をいただきました。育ててくださってありがとうございます。最後に、2017年にドラマスペシャルに出演する機会があれば、またこの賞に挑戦したいと思います」
キム・ソンオ「イ・ドンフィさんの受賞の感想が格好良くて…(笑)。このような受賞部門があるのを知りませんでした。パク・ボゴムさん、ソン・ジュンギさんと一緒に大賞にノミネートされたんだと思っていました(笑)。演技大賞のホームページにそう書かれていました。『ベクヒが戻った』の監督から、『授賞式が終わったら焼酎を一杯飲もう』と言われて来ました(笑)。もしものために、受賞の感想を準備して来ればよかったですね。2016年は僕の厄年です。みなさん“厄年”はご存知ですよね?厄年なのに、受賞しました!ですから、全国にいる厄年のみなさん、頑張ってくださいという意味で、みなさんとこの賞を分かち合いたいです」
(客席から熱い拍手)
女性短編ドラマ賞は、『ベクヒが戻った』のカン・イェウォンと『ベビーシッター』のチョ・ヨジョンが受賞の栄光に輝いた。『ページターナー』のキム・ソヒョン、『楽しい我が家』のソン・ヨウン、『クグス屋の女』のチョン・へビン、『赤い先生』のチョン・ソミンを抑えての受賞となった。二人は次のように受賞の感想を語った。
チョ・ヨジョン「ドラマ部門では、デビューして初めての受賞です。本当にうれしいです。台本を読んでキャラクターがとても難しくて、思わず逃げたくなるほど漠然としていて、苦労しました。美しい作品を作ってくださった監督、作家さんに感謝します。出演できて幸せでした。これからも漠然とした、曖昧さを楽しみながら、良い女優になります」
カン・イェウォン「このような式には場慣れしておらず…。ドラマの出演経験が少なくて、怖かったのを覚えています。リラックスさせてくださった監督、作家さん、ありがとうございます。ソンオ兄さん、ギョジン兄さんを始め、共演者の皆さんに感謝します」
◆ミニインタビュー
司会チョン・ヒョンムによる、参加者へのミニインタビューが行われた。
トップバッターは、『月桂冠洋服店の紳士たち』のチャ・インピョとラ・ミラン。
司会「ラ・ミランさんとベストカップル賞を狙っているそうですね?」
チャ・インピョ「今年は難しそうで諦めることにしました。来年、ほかの放送局でトライすることにしました」
(会場から笑い)
司会「つまり、また共演したいということですが、ラ・ミランさんはいかがですか?」
ラ・ミラン「私としてはありがたいことです。夫役を演じた俳優の中で、一番ハンサムです(笑)」
チャ・インピョ「相手役の女優の中で、ラ・ミランさんが一番魅力的です。シン・エラさんを除けば…(笑)」
司会「シン・エラvsラ・ミラン?」
チャ・インピョ「シン・エラ・ミラン!」
(会場から拍手)
続いては、『空港に行く道』のキム・ハヌルとイ・サンユン。
司会「二人の素敵なケミストリー(相性)を見て、旦那さんや彼女(ユイ)が嫉妬しませんでしたか?」
キム・ハヌル「嫉妬より、たくさん応援してくれました」
イ・サンユン「楽しんで見ていたそうです」
司会「昨日ユイさんは『MBC演技大賞』で最優秀賞を受賞しましたが、どんなメッセージを送りましたか?」
イ・サンユン「『(賞を)いただいてもいいのか分からない』と言うので、『十分に受賞できるほどよく演じた。ファイティン!』と言いました」
(少し戸惑いながらも、照れ笑いを浮かべた。)
続いて、インタビューが行われたのはソン・ヘギョとソン・ジュンギ。
司会「『フルハウス』以来12年ぶりに『KBS演技大賞』に参加したそうですが、お変わりありませんね」
ソン・ヘギョ「だいぶ変わりましたよ。メイクで隠しているんです(笑)」
司会「大賞は誰が取ると思いますか?」
ソン・ヘギョ&ソン・ジュンギ「分かりません」
◆祝賀公演
ミニインタビュー後の祝賀公演では、ガールズグループI.O.I(アイ・オ―・アイ)が舞台に上がり、『Whatta man』と『Pick me』を披露し、式を盛り上げた。
◆ネチズン賞
ハン・ゴウンが、ネチズン賞のプレゼンターとして舞台に上がった。
名前を呼ばれたのは、パク・ボゴム。予想できなかった受賞に明るい笑顔を見せながら、パク・ボゴムは次のように受賞コメントを語った。
パク・ボゴム「この賞をいただけるとは思いませんでした。今年は身に余るほどたくさん愛されたようで、荷が重いです。『人気は永遠ではない』と、父から言われました。ファンの皆さんからいただいた愛を忘れず、(ファンの愛に)慣れてしまって大切なことを失わないように、いつも心に刻んで…ファンの皆さんをもっと愛して尊重する俳優になるよう、努力します。愛して応援してくれるすべての方々に感謝します。2017年はみんなが元気で幸せになってほしいです。監督と作家さん、心からありがとうございます」(客席から拍手)
◆新人賞
ソン・イルグクとキム・ソヒョンが、新人賞のプレゼンターとして舞台に上がった。
男性部門で受賞したのは、『子どもが5人』のソンフンと『雲が描いた月明り』のジニョン。『雲が描いた月明り』のクァク・ドンヨン、『太陽の末裔』のキム・ミンソク、『太陽の末裔』のオンユ、『ページ・ターナー』のジス、『月桂樹洋服店の紳士たち』のヒョヌを抑えて、の受賞となった。
ジニョン「びっくりしました。実は演技大賞には初めて参加しました。授賞式に参加してみたくて来たのですが、賞までいただきありがとうございます。本当に緊張しますね(笑)。所属事務所のスタッフに感謝します。『雲が描いた月明かり』の監督、作家さん、スタッフの皆さん、ボゴムさん、ユジョンさん、ドンヨンさん、ヘソンさん、スビンさん、みんなありがとうございます。家族に感謝します。B1A4(ビーワンエーフォー)のメンバー、ありがとう、愛してる。ファンのみなさん、ありがとうございます」
ソンフン「素晴らしいドラマと素晴らしい俳優の方々ばかりで、今日は何の欲も持たずに参加したのですが…。ベストカップル賞をいただけたらなと思っている時、候補リストに僕が入っていて(笑)。新人賞にノミネートされたのも知らなかったので、頭の中が真っ白です(笑)。監督、作家さん、スタッフの皆さん、ありがとうございました。相手役の(シン・)ヘソンさん、ありがとうございます。またいつこの場に上がれるか分かりませんが、いつか上がったら、ぜひ言いたいことがあります。現場ではたくさんの俳優とスタッフが苦労していますが、まだ日の目を見れていないスタッフの方々、いつも夢を失わず頑張って努力してくれるスタッフの方々、いつも尊敬し、応援しています」
女性部門では、『太陽の末裔』のキム・ジウォンと『月桂樹洋服店の紳士たち』のイ・セヨンが受賞の栄光を手にした。『マスター:クグスの神』のコン・スンヨン、『雲が描いた月明り』のキム・ユジョン、『ビューティフル・マインド』のパク・ソダム、『子どもが5人』のシン・ヘソンを抑えての受賞となった。
イ・セヨン「話が上手くなくて、すみません…。実は私はベストカップル賞を期待していました(笑)。本当に演技が上手な方が多い中で、候補者の映像が流れるときも、受賞するだなんて少しも考えていませんでした。この役を任された時には、プレッシャーも心配もありました。勇気づけてくれた所属事務所のスタッフや、アドバイスを求めると夜遅い時間でも撮影が押しても構わず助けてくださった監督、私たちよりもっと苦労しているスタッフの方々、ファンの皆さん、ありがとうございます」
キム・ジウォン「自分自身の思いを伝える時が、一番(緊張で)震えます。家族、所属事務所のスタッフの方々、作家さん、監督、ありがとうございます。長い時間苦労してくださった共演者の方々、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。常に悩み、頑張る女優になります」
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