ディナーショーが幕を開け、今か今かと待ちわびるファンの前にキム・ジェウォンが現れた。10か月ぶりの来日となったキム・ジェウォンは初めに「前回からもう10か月も経つんですね。本当に時間が過ぎるのは早いです。この期間本当に忙しく過ごしていたのであっという間でした。でも、2016年が暮れてしまう前に皆さんにまたお会いできて嬉しいです」と心境を話した。
その後ディナーショー開催を祝し乾杯が行われ、キム・ジェウォンが「皆さん、メリークリスマス!」と音頭を取った。そこからキム・ジェウォンがグラスを片手にステージを下り、会場のテーブルを回って乾杯の挨拶をすることに。満面の笑みでファン一人一人と挨拶を交わすキム・ジェウォン。ファンもこの演出に大喜びの様子が窺えた。
キム・ジェウォンが一旦退場した後、会場はディナータイムへ。クリスマスの豪華な食事を楽しんだ後、いよいよディナーショーのスタート!オープニング曲は日本の名曲「世界に一つだけの花」。真っ赤なスーツに身を包んだキム・ジェウォンが日本語で歌を披露しながら再び登場した。歌い終わると会場からは「最高!」「カッコいい!」という声が飛び交った。この「世界に一つだけの花」は、ファンからのリクエストが最も多かった曲だそうで、「僕はいつも皆さんの知らない曲ばかり歌うという声がありましたので(笑)。今回は皆さんもご存じの曲をということでリクエストを募りました。そして今日はリクエストの中から1位と2位の曲を用意しています」と明かしファンの期待を煽った。
乾杯の際に会場を回ってみてどうだったかと聞かれたキム・ジェウォンは「ドラマの撮影も忙しく、今年はもう皆さんとお会いできないのではと思っていました。でも不思議なことに皆さんに会える“縁"が僕にはあるみたいです。今回もこうしてお会いできて嬉しいです」と話し、会場からは拍手が起こった。
前回は髪の毛を白に近い金髪にした姿で来日したキム・ジェウォン。今回、黒髪にチェンジしたことに司会者が触れると、「ドラマの撮影で黒に戻しました。先ほどファンの中で僕が白い髪をしているときの写真を持ってきている方がいらっしゃいました。やはりあの髪色には未練が残ります(笑)」と話しファンは大笑い。司会者が「皆さんやはり黒髪に前髪おろしが好みですか?」と聞くと会場から大きな拍手が起こり、キム・ジェウォンは「これからは皆さんのおっしゃる通りにしたいと思います(笑)」と笑いを誘った。
前回来日した際に、“冬は冬眠をしたいから作品はやらない"と話していたキム・ジェウォンだったが、最近はドラマ『お父様、私がお世話します』の撮影に大忙し。近況を尋ねられると「僕は寒い時期に作品はやらないと決めているのですが、長い間やらないと感覚を忘れてしまいますし、やはり1年に1作品やってこそファンの皆さんとコミュニケーションがとれると思います」と伝え、続けてキム・ジェウォンは「今回のドラマはファンの方から『出番が少ない』とか『内容が残念だ』という声もいただいていますが、僕はそれで良かったと思っています。なぜなら寒い時期の作品に出番が少ないなんてとても良い事ですよね(笑)。後半に行くにつれ内容も盛り上がっていく作品なので、もう少し我慢して見ていてくだされば面白くなります(笑)」と、またしてもファンの笑いを誘った。
日本で最近放送されていたドラマ『華政(ファジョン)』では悪役を演じたが、今回のドラマでも"復讐に燃えるという意味では悪役と言える役だ"と話したキム・ジェウォン。今後も悪役のオファーがあったら受けたいかという質問に、「個人的には悪役と痛い目に合う役はあまりやりたくありません(笑)。悪役を一度演じるとそれが体に染みついて、感情が混乱したり具合が悪くなったりしてしまうんです。そのためできれば悪役はやりたくないなと思っています」と俳優としての苦労を語った。
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