Q:役の紹介をお願いします。
急に寒くなりましたね。本日は僕たちの映画にご関心を寄せていただき、ありがとうございます。僕が演じたジェヒョク役は普段はとても無分別ですが、いざという時には人間としての道理や愛を重んじることのできる人間です。撮影時は「公開できるかな?」という心配はあまりしませんでしたが(笑)、公開を控えた今の時局はちょっと複雑でもどかしく…(心配しました)。地震が引き金となり災いが降りかかりますが、人間の利己心と資本の利己心が、被害を拡大させてしまいます。ただ原発の問題を描くだけでなく、僕たちが生きていく社会そのものを描いていると思います。ですから、(お集まりいただけた)この場にはとても価値があります。
Q:出演を決めた理由は何ですか?また、役作りのために準備したことは何ですか?
映画はまず第一にストーリーが面白くなければならないと思っています。今作はストーリーが面白く、俳優として意欲がかきたてられました。慶尚道(キョンサンド)の方言を使う役なので、方言を教えてもらいました。僕がいくら頑張っても、完璧に地元の方のように、とはいかないと思いますが、出来る限り自然に言いたいという思いがありました。方言についての悩みが一番多かったですね。あとは、どうしたらこのストーリーを観客にちゃんと伝えられるかです。「自分と重なるな」とか、「もし自分が同じ立場や状況だったらどうしていただろう」と共感してもらい、こういう災害に遭った時のことを話すきっかけになるためにはどう表現すればいいかと悩み、監督や共演者とたくさん話し合いました。
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