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Q:ご挨拶をお願いします。

ユン・ソヨン役を演じたユン・ヨジョンです。

Q:簡単な役ではなかったと思いますが、出演を決めた理由は何ですか?

私は単純な人間です。イ・ジェヨン監督とは付き合いが長く、何度か一緒に仕事したことがあります。シナリオをもらって「私に出演してくれという意味ですか?」と聞いたら、「何のためにあなたに送ったのだと思いますか?」と言われました。“出演しなければならないんだな”と思って、あまり悩まずに出演を決めました。撮影の途中で、後悔しました(笑)。

Q:どの瞬間に後悔しましたか?

体を売るシーンを撮影する時です。監督はディテールにこだわる方で、観る側は美しくリアルなシーンだと感じると思いますが、演じる立場としてはとても大変でした。普通、そういうシーンを撮影する時には、監督も女優もすごく緊張するだろうなと思うでしょう?でも、現場はとても厳しかったです。私はこれまでそういうシーンを演じたことがなかったので、どうすればいいか分からず、台本に書いてあるままに演じました。

すると監督にこう指摘されました。「注射の打ち方はそうじゃない。空気を抜かなければならないから、こうやらなければならない」と。後で看護師さんがやっているのを見たら、本当に監督の言葉通りでした。そのせいで全て撮り直しになりました。撮り直す時は、本当に現場を飛び出したくなりました。「なぜ撮り直さなければいけないのですか?」と聞いたら、「相手のリアクションをちゃんと見てください」と言われました。監督の言葉はもちろん、正しいです。でも、人間とは不完全な存在です。やられる(撮り直さなければならない)時は、(監督の)首を絞めて殺したいと思いましたよ(笑)。