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取材記事


Q:役の紹介をお願いします。

俳優兼歌手の人気エンターテイナー、シン・ジュニョン役を演じました。本来の夢は芸能人ではありませんでしたが、5年前のある事件により人生が変わります。5年前に別れたノ・ウル(ペ・スジ)に再会し、物語を導いていくことになる人物です。

Q:出演を決めた理由は何ですか?

シノプシスを読む前に、マネージャーから「作家のイ・ギョンヒさんがこういう物語を書こうとしているんだけど、君のことを話していたよ」と言われました。子どもの頃から作家さんの作品のファンだったので、心が躍りました。マネージャーにちょっと聞いただけでも(ストーリーが)気になっていたのですが、シノプシスを読んで出演を決めました。監督とはデビュー作『ホワイトクリスマス』で仕事したことがあるので、これほど恵まれていることはないと思いました。シノプシスのエンディングが胸に深く刻まれて「これは出演しなきゃ!」と思いました。台本を読んでとても気に入りました。

Q:スジさんとの共演の感想を聞かせてください。

スジさんは僕が「思いやってくれた」とおっしゃいましたが、むしろスジさんの方が思いやってくれました。持ち前の明るいエネルギーで、現場を明るくしてくれました。スジさんの撮影がある日は、スタッフたちが微笑んでいました。僕もそうでした。たくさんの才能をお持ちの女優さんで、深い演技をしていると思いました。たくさんのことを学びました。

Q:事前制作ドラマ(※)ですが、いかがでしたか?

時間的に余裕があって、作品の完成度は高いんじゃないかと思います。台本が出る度にみんなで台本の読み合わせをしました。理解できない部分は作家さんに説明していただいたり、監督からもコンテについて詳しく教えていただいて、良い方向で撮影できたと思います。残念なことはあまりありませんでしたが、強いて一つ選ぶとしたら、ドラマは視聴者とコミュニケーションを取りながら進められる点が長所ですが、それができないのが少し残念です。

※編成、放映権、コスト、視聴率等が要因となり、現在の韓国ドラマ制作現場では事前制作は避けられる傾向にある。事前制作されないドラマは放映期間とほぼ同時進行で撮影・編集を行っており、視聴者の声を元にストーリーが変更される場合もあるため、ドラマ俳優は忙しいスケジュールをこなすのが常。

Q:役作りはどのようにしましたか?

今までで一番、役作りに時間をかけて準備した作品です。ゆっくり一つひとつ丁寧に(役柄を解釈しながら)ジュニョンになっていこうと努力しました。ジュニョンの人気は僕が経験したそれとは次元が違うので、先輩方を参考にしました。監督、作家さんと、ジュニョンが置かれている状況や感情についてたくさん話を聞いて想像しながら、ゆっくり準備しました。自分の経験を生かせる部分は少し楽に演じられましたが、経験の無い部分は最大限リアルに演じようと努力しました。

Q:演じる上で気を付けたのはどんな点ですか?

監督と作家さんが信じてくださったので、肩の力を抜いて演じることができました。信じてくださった分、たくさん悩みながら演じました。共演者の方々との相性を最も重要視し、たくさん話し合いながら演じました。



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