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Q:ハン・ヨルはどのような人物ですか?

大きな挫折を味わって、一人で生きる決心をした、心に寂しさを抱えた人物なのですが、あまりにも平凡すぎて"ドラマの主人公"として紹介するには難しいですね(笑)。本当に普通の平凡な人間です。そんな男の前に、10年前の初恋の女性と、彼の人生を左右するサランという娘が突然現れ、ハン・ヨルの人生が突然変わります。何て言ったらいいのかな。寂しくて挫折した青年が、タイトルどおり"スーパースター"になっていく…、そんな人物です。

Q:ご自身と似ている点、違う点は?

「ここが似てる、違う」と言えるようなキャラクター設定がないんです。本当に平凡で(笑)。でも、僕よりは少し愉快な男ですね。だから、実際の自分よりも、もっと明るく、今までに見せたことのないような表情をお見せすることができたと思います。

Q:今まで演じてきた二枚目の役とは違うダメ男でしたが、プレッシャーはありませんでしたか?

最初はいろいろ悩みました。ダメな姿を見せなければならないということもありましたが、それ以上に僕を悩ませた設定は"父親"という点でした。今回、初めて父親役を演じたので、プレッシャーもありました。でも今では、この作品を断っていたらどうだっただろうか、僕は大きなものを失ったんじゃないかと思えるほど"ハン・ヨル"にとても愛着があり、演じながらとても幸せを感じました。

Q:ハン・ヨルは、いつも髪がぼさぼさで常にスウェットというキャラクターでした。役作りはご自身で?

監督や脚本家の方やスタッフといろいろ話しましたが、あえて作り込まないほうがよりリアルに見えるのではないかと思い、実際に僕が着ているようなスウェットを着て、僕が髪をセットするのがめんどうくさいときにするような髪型にして、そして僕がいつも話しているような、カメラの前で演じているのではない表情や言い回しなど、できるだけ普段の自分を意識していました。

Q:野球のシーンがありましたが、やはり練習はされたんでしょうか?

ドラマの冒頭で、僕が実際に野球場でピッチングをするというとても重要なシーンがあります。一瞬でもいいのでプロ野球選手に見えるよう、野球選手を演じた役者たちみんなで1か月くらい野球の猛特訓をしました。撮影中も技術指導の方がチェックしてくださいましたが、皆さんにはどう映ったでしょうか(笑)。マウンドにも初めて登ったんですが、実際にグラウンドに立ってみると、野球場ならではの雰囲気というものがありますね。マウンドは野球場のど真ん中なので、そこに上がるだけでも緊張してドキドキしました。

撮影が始まっても、最初の方はとても緊張していたと思います。また、映像からは分からなかったと思いますが、撮影の日はとても寒い日だったんです。みんな、冷えた体を温めながら撮影していました。寒かったですが、とても楽しく撮影したのを思い出します。

Q:イ・ユリさんとはベッドシーンもありましたが、とてもコミカルなシーンでしたね。

露出もなく刺激もないシーンだったので、「セクシーさがないのなら、むしろ笑わせよう!」と撮影に臨みました。僕は男ですから、全くプレッシャーはありませんでしたが、イ・ユリさんはご結婚もされていますし、気が進まない部分もあったかもしれませんね。でも、現場は本当に楽しい雰囲気でしたよ。とても楽しいシーンになったので、ぜひ皆さんにも楽しんでいただけると思います!