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取材記事


Q:ご挨拶をお願いします。

「ムーダン(※)」のイルグァン役を演じました。

※漢字表記では「巫堂」。韓国に古くから受け継がれるシャーマンのこと。楽士の演奏と共に激しく舞い踊る祭儀の中で神霊を身体に憑依させ、その言葉を代弁する。日本でいうイタコ。

Q:出演を決めた理由は何ですか?

一番の理由はシナリオが面白かったからです。いろんなシナリオをいただいてきましたが、本当に映画らしいシナリオは久しぶりでした。綿密に計算された内容で驚きました。

Q:シナリオを読んだとき、いかがでしたか?

すべてのシーンが暗示的に書かれていて、まるで詩のように感じました。セリフは少量ですが、すべての意味が込められていました。普通のシナリオは説明的な部分が多いですが、このシナリオは本当に詩のようにすべてを説明していて、「これはやるべきだ!」と思いました。

Q:オールバックのヘアスタイルにスーツを着たムーダンの姿はとても新鮮でした。スタイル作りはどのような点をポイントにしましたか?

衣装チームと監督と話しながら作りました。「あの人ムーダンっぽい!(※)」とひと目で分からないようにしたいと思いました。ムーダンは職業ですので、職業人として仕事するときだけ、ムーダンらしく見えればいいと思いました。実際にムーダンの方に会う機会がありましたが、仕事以外の時はおしゃれでしたよ。

※祭儀は専用の衣装を着て行うため。



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