Q.キャラクターの紹介をお願いします。
人生の天国と地獄を味わい、政治に関わるヤクザのアン・サング役を演じました。
Q.出演を決めた理由は何ですか?
すべての映画を選ぶキッカケは一番簡単な理由です。僕の場合、とにかくシナリオにどれだけ興味を感じるのかが決め手です。シナリオを読んだらとても面白かったです。実はウェブ漫画は読みませんでした。ウェブ漫画はまだ完結されていないそうですが、それを監督が映画化のために結末を作ったという点も面白かったです。シナリオを楽しみながら読んだので出演を決めました。
Q.人生の浮き沈みが激しい役ですが、どのような姿を見せようとしましたか?
アン・サングは基本的にはヤクザですが、いろんな職業を経験します。映画マニアでもあるので、映画のセリフを引用するシーンもあります。色んな職業だけでなく、90年代序盤から現在までの20年間でアン・サングの多彩な姿もお見せします。ビジュアル的に変化があって、人生の浮き沈みも激しいので、悪意を抱いている姿もあり、空の星を取れるというぐらいの自信感を持っている姿もあり、感情変化の幅も広いです。何よりアン・サングが持っている一番大事な感情は、自分を奈落の底に突き落とした政治・経済・マスコミの大物たちに"どうすれば復讐できるか"という復讐心で、それが基本的な感情だと思いながら演じました。
Q.今回の映画ではみっともない姿からカリスマ溢れる姿まで、多様な姿を見せるそうですね?
劇中でイ・ガンヒ(ペク・ユンシク)が僕に「狐のような熊」と言いますが、ピッタリの表現だと思います。ヤクザで、自分なりには頭を使っているし、人々は自分の知恵でどうにかなると思っていますが、結局は自分がやられる場合が多いです。突飛な姿や、みっともない姿もたくさん見せて、観客の笑いを誘います。ウェブ漫画とシナリオには抜けているような感じや、ユーモラスさはなかったです。ヤクザとして成功し、すべてを手に入れかけたり、奈落の底に落ちて廃人になってとても気の毒になったり、様々な姿を演じる上でいろいろ考えて、工夫しなければならなかったですが、楽しかったです(笑)。
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