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Q.ご挨拶をお願いします。

就職難で苦労していますが、家族を扶養しなければならず、葛藤に苦しむキム・ジワン役を演じます。ジワンと共に成長していくと思います。久しぶりにドラマ出演しますが、嬉しいです。よろしくお願いします。

Q.キャラクターの魅力は何ですか?

ジワンの魅力は平凡さと、家族に対する格別な愛着だと思います。ドラマが進んでいくにつれ、キャラクターが成長していく姿が楽しいと思います。間違った選択もあったり、失敗もありますが、だんだん良くなる姿を見せられるのが、演じている僕としても楽しいと思います。

Q.今までは専門職などエリート役をよく演じてきましたが、就活をしているキャラクターを演じていて共感する部分はありますか?

今までの役は(実際より)年齢が高かったです。今回は28歳なので、若くなってうれしいです(笑)。今までは天才医師や検事役などで、参考にする人物などが身近にいませんでした。今回は就職難で苦労している友達が周りに多かったので、いろいろ聞いてみました。今まで僕はなぜこういうことを聞いていなかったのかと思うぐらい、たくさんの話を聞いて、共感しました。周りの人々に初めて共感しました。他の作品より感じることがとても多い作品です。

Q.就活をしている役を演じた感想はいかがですか?

普段はドラマに入ると、友達に「女優は可愛い?」「どんなストーリーなの?」とたくさん聞かれますが、今回は僕の方が、面接の時どんなことを話していたのかなどを聞きました。この作品が大切な理由は、周りの人々との共感出来る範囲が広くなったことにあります。友達の苦労をたくさん感じることができました。「以前はプライドが大事だったけど、就職してみた今は違う。考え方が変わった。友達を利用できるならとことん利用しようと思うようになった」と言っていました(笑)。人々の心境をよく見ることが出来ました。

Q.『未生(ミセン)』と似ている部分もあるようですが、参考にした部分はありますか?

『未生(ミセン)』は漫画で読みました。『未生(ミセン)』は会社の内部の対立を描きましたが、僕たちのドラマは家での対立を描きます。結婚した友達に「どのように喧嘩しているのか」「奥さんは何と言っているのか?」などを聞いて、周りからの意見を参考にしています。

Q.ご自身は華麗なフリーランサーのような立場ですが、いかがですか?

僕はいつも薄氷の上を歩いていると思っています。以前中国ドラマに出演したことがありますが、中国の俳優たちはとても余裕があるように見えました。「君たちはこんなに気楽にしていてもいいの?」と聞いたら、「いい」と言っていました。ドラマが2000本もあるので(仕事が多い)。僕たちはリスクが大きいですよね。ドラマに出演する時、すべての台本を読んで出演を決めるわけではないので、少しギャンブルのような部分もあると思います。でも、溺れ死んでも川ではなく海で死のうという考えで、大変でも挑戦していきたいと思っています(笑)。