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取材記事


Q.キャラクターの紹介をお願いします。

お会いできてうれしいです。松坡(ソンパ)警察署の"触お化け"(感がとてもいいという意味)というニックネームを持った、ベテラン刑事テス役を演じました。偶然ある事件に巻き込まれてひき逃げ犯を捕まえましたが、実はその犯人は妹を殺した連続殺人犯でした。刑事でしたが、突然被害者になるキャラクターです。

Q.3度目の刑事役ですが、今回の刑事はどんな部分が違いますか?

『殺人の追憶』と『モンタージュ』で刑事役を演じましたが、ある番組で私を紹介する時、「刑事専門(俳優)」いう修飾語を使われて、びっくりしました(笑)。刑事役は今回で3度目です。前作は他人のことでもなりふり構わず、徹底的な使命感で頑張って捜査しました。被害者の家族の痛みを間に入ってろ過していた感じでしたが、今回は自分の妹を失ったので、今までまったく経験したことのない感情を抱きました。刑事が職業というだけで、実際は被害者になってしまいました。

Q.涙が止まらなくて撮影を中断されたことがあるそうですが、どういうことでしょうか?

前作でも集中して演じましたが、こんな経験は初めてでした。最後にガンチョン(パク・ソンウン)と対面するシーンで、日が暮れるし、撮影スケジュール上、早く撮影しなければならなかったのですが、カットがかかっても涙が止まりませんでした。頭の中では「早く次のシーンを撮らなければならない」と思っていましたが、涙が止まらずずっと泣いていました。それほど集中して演じたと思います。

Q.ドラマでは気が短いながらも、可愛いキャラクターを演じていますが、今回の映画で180度違うキャラクターを演じるためにどんな準備をしましたか?

今撮影しているドラマより、『殺人依頼』の撮影が先でした。完全に違うキャラクターで、むしろドラマ(『家族なのにどうして?』)の撮影序盤が大変でした。テスは私が今まで演じてきた中では真面目なキャラクターです。ガンチョンのような悪役に対して恐れがあります。考えるだけで、大変だろうと思います。映画で妹を亡くした役を演じながら心理的に大変でしたが、ドラマの撮影しながら癒やされました。私たち3人で体を作りました。3年前とその後の姿に変化を与えようとしました。私は10日間で10kg減らしたのですが、命の危険を感じました。危ない!と思いました。

Q.映画のキャッチフレーズは「殺したい人はいますか?」ですが、ご自身は殺したい人はいますか?

殺したい人はまだいません(笑)。

Q.他のキャラクターで演じたいと思うキャラクターはありますか?

悪役を演じてみたいです。例えば、『新しき世界』でソンウンさんが演じたキャラクターは演じてみたいですが、『隣人』でソンギュンさんが演じたキャラクターや、今回の映画のガンチョンのような役はちょっと怖いです。チェ・ミンシク兄さんが出演した『悪魔を見た』を見ながら、あのようなキャラクターを演じていたら心身が疲れて弱ってしまうかもしれないと思いました。まだ悪役に挑戦することはできないと思います。



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