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取材記事


Q.ご挨拶をお願いします。

感慨深いです。撮影が終わって1年が経ちました。私たちの制作意図を多くの観客と一緒に共有したいと思います。

Q.撮影中にイ・スンシン将軍を訪ねて声をかけてみたかったとおっしゃいましたが、撮影が終わった今、イ・スンシン将軍について気になっていたことはすべて解決できましたか?

この作品の出演オファーをいただいて、たくさんのことを考えました。戦略的にイ・スンシンを描こうとしていたら、この作品を選ばなかったと思います。忠武公(イ・スンシンの号)を演じるという重圧感はよく分かっていましたが、監督や共演者、スタッフたちの「こんな映画が必要だ」という考えと意図に感動しました。映画のスタイルやジャンル的な特性など、商業性を排除して、自負心を感じられる映画を作ってみようという考えに共感しました。大衆はいつも選ぶ立場です。俳優がその選択を恐れたり、プライドに傷がつくと思うと、悲劇が始まるということを知っています。むしろすべての国民が忠武公に対してたくさんの関心を持って、この映画と私の演技を見ていただくことに感謝します。

Q.とても苦労したと思いますが、撮影中に助けられたものがあれば聞かせてください。

今まで虚構の物語、加工されたキャラクターを演じて来ましたし、無条件にキャラクターを信じていました。『オールドボーイ』の時、私は15年間監禁されたことがなかったですし、そういう人はどんな姿で、どのような心理状態なのかなど、聞ける誰かもいなかったですし、知る由がなかったです。悶々としました。でも、むしろ自由でした。ただ自分がすることが正解だと信じることが出来ました。でも、今回の作品はいまだにすっきりしていません。果たしてその方の眼差しはどうだったか?その方の信念はどのような声で伝えられたか。軍卒(他の軍人)のためにどうやって苦悩し、どのように悲しんで泣いたのか?むやみに想像できませんでした。重圧感がありました。真似をしているのか、自らも信じることができませんでした。まるで部屋の中で背を向けている将軍に、門の外から「伺いたいことがあってお目にかかりました。ぜひ門を開けて私に話を聞かせてください」と哀願しても振り向いてもくれないような気がしました。忠武公関連の本を読んでも、(作家)それぞれの解釈があるだけでした。頼れるところは『乱中日記』でしたが、それを通して何かを感じることがあっても、なんとなく埋められない残念さがありました。本当に申し訳なくて、迷惑をかけてはいけないと思いました。大衆の評価とは関係なく、自らの重圧感です。自分なりに演じてみましたが、すっきりしていません。これは私の俳優生活でとても独特な経験になると思います。長く記憶に残ると思いますし、その方についてもっと知りたいと思ったきっかけになりました。

Q.最後に一言お願いします。

俳優、制作陣が一つになって作った映画『鳴梁』を多くの観客と一緒にしたいと思います。(大谷亮平さんがこの映画に出演するのは)決して簡単な決定ではなかったと思います。大谷亮平さんと共演しながら、「もし私ならどうだったか?」と考えてみました。私たちは真実を描きました。敏感な国際情勢を離れ、大谷亮平さんも(事実を描くことに)同意して出演したと思います。多くのスタッフが頑張って作りましたので、たくさんの関心と期待をお願いします。



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