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取材記事


Q.ご挨拶をお願いします

お会いできてうれしいです。お久しぶりです。一つの作品を終えて、制作発表会をするときになると、心がじーんとします。ときめいたり、恐れたりしていて、この作品に愛情が多いようです。

Q.出演のオファーを受けて、すぐに出演を決めましたか?

(この作品に出演したら)苦労するだろうなと思いました。監督と全羅道料理のレストランで会って、チヂミの盛り合わせに焼酎を飲みながらこの作品に関する話を聞きました(笑)。当時は(韓国の映画界に)こういう監督も必要だと思いました。韓国人なら誰もがよく知っている、しかしきちんと知っているというよりなんとなく知っている、神話のような存在である忠武公(イ・スンシンの号)です。本格的なイ・スンシンの映画を制作することになったと聞いて、意図が気になりました。監督の歴史観と、映画的な表現に対する所信が私を動かしました。出演するとは言いましたが、すごく心配しました。神話のような存在を私がどのように表現するか。教科書や歴史本で簡単に接してきた姿ではなく、英雄ではなく、英雄の裏側にある私たちと変わらない人間イ・スンシンの姿に接近しようとしました。その方について知ろうとすればするほど自分がこの方に迷惑をかけるのではないかという巨大な力、存在感にぶつかりました。どこからほどいていって、どう表現すればいいか、膨大な業績と信念を2時間にどう表現するか悩みました。

Q.現場の雰囲気はいかがでしたか?

言葉通り戦場でした。初めて経験することが多かったです。考証して30メートルの船を作り、その上にすべての俳優たちが上がり、海の上で戦うシーンを再現しました。肉体的な大変さは言うまでもなく、たくさんの部分をCGを合わせるので、その部分を考えながら演じるのも大変でした。映画の半分ぐらいとなるアクションシーンでは負傷者も続出したりしました。

Q.シッキムグッ(※)を提案したそうですが、理由は何ですか?

礼儀を備えなければならないと思いました。この映画は歴史的な事実をモチーフにしていて、多くの命が犠牲になった戦争でしたし、敵軍の中でも望んでいない戦争に仕方なく参加した人も多かったと思います。あまりにも大勢の人が犠牲になったところで、その方々の物語ですし、また加工されたキャラクターではなく実存した方々のキャラクターを演じることですし、後に生まれた人間の立場で礼儀を備えなければならないと思いました。大変な撮影を無事に終えてほしいという気持ちですべての俳優とスタッフの同意のもとにしました。

※恨みを吹き払うグッ(祭祀)。



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