ロッカーのように革ジャンを着たキム・ナムギルが登場し一曲目となるRadioheadの「Creep」を歌った。セクシーなボイスと仕草に客席は早くもメロメロ状態に。
「みなさん、こんにちは。キム・ナムギルです」と挨拶したキム・ナムギルは、客席から「サランヘヨ(愛しています)」と声が飛び交うと、「私も」と少しはにかみながら応え、会場の笑いを誘った。前回のファンミーティングから1年あまり。その間、ドラマ『サメ~愛の黙示録~』に出演したり、映画『海賊:海へ行った山賊』に出演するなど、ほとんど休みのない忙しい日々を過ごしたという。真っ先に「みなさんお元気ですか?健康は一番大事です」とファンのことを気遣ったキム・ナムギルは、この日の衣装であるパンツが細過ぎて履き心地が悪いとお茶目な姿を見せ、客席を爆笑させた。
今回の公演は前回と違い、バンドの素晴らしい生演奏とともに、自身の思いを込めた音楽をお聞かせしたいというコンセプトを明かしたキム・ナムギルは、「ありがとうございます」の"ざ"の発音が難しいようで、何回も繰り返し、ファンを楽しませた。
ロックバージョンのライブをコンセプトにしたという本公演の2曲目は、心が曇った時、あなたの表情に悲しみが移った時、私があなたに光を当ててあげたいという意味を持つ歌
「Wherever You Will Go(The Calling)」。続いて橋幸夫の「絆」のカバーであり、韓国ではナミの大ヒット曲として知られている「悲しい縁」を歌った。キム・ナムギルの「こういう風にみなさんの年齢に合わせて選曲しました」というコメントに、会場が笑いの渦に巻き込まれた。
「最近、みなさんは何に一番関心を持っていますか?」と話を切り出したキム・ナムギルは、アジアの恵まれない国の人々を支援するために作った「ギルストーリー(http://gil-story.com)」について語った。そして「今回フィリピンで被災された方の支援キャンペーンにとてもたくさんのご協力をいただき、ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝え、大きな拍手を浴びた。
一方、最近のキム・ナムギルの最大関心事は"自分が果たして結婚できるだろうか"ということ。正直すぎる告白に客席から嘆声が漏れた。「ここで私を救済してくれる方?」と客席に振ると熱い歓声が帰ってきた。「では、この悩みはなかったことにします。一生結婚しないでみなさんと一緒に過ごしましょう」と答えると、客席のボルテージがマックスに達した。
「そんなにいいですか?!私が結婚しないことが(笑)」と拗ねた仕草を見せたキム・ナムギル。次に用意した歌はプロポーズのような、キム・ナムギルの日本初シングル収録曲「ロマン」だった。しかし、歌に入る前に志村けんの「アイーン」と変なおじさんのものまねを披露してしまったばかりに、感情移入ができずしばらく戸惑っていたキム・ナムギルだが、気持ちを整え、甘い歌声を披露した。
「日本の方々は歌の歌詞をすごく大事にすると聞きまして、前回より発音に気を使って練習しました」と告白。
どうしても"ひとつ"や"いつか"など"つ"の発音と、"ございます"の"ざ"の発音が難しいようで、ずっと繰り返し口にしたナムギル。大型スクリーンに自分が映っていることを今さらになって気付き、「もっとかっこよく振舞っていたらよかった」と豪快に笑った。
写真提供:(C)スタージェイエンターテイメント
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