Q:娘を失った母親の役でしたが、どのような気持ちで演じたのか教えてください。
どのような役を引き受けようとも、どのような作品に出演するかにしても、誰でも緊張やプレッシャーは受けると思います。プレッシャーに関しては、正直よく分からないです。そして精神的な圧迫もよく分からないです。感情をコントロールするのが大変だったことは何度かあったと思います。涙を流してはいけないのに、リハーサルの時に涙が溢れ出てしまって撮影が延長してしまったこともありました。そして私は撮影がない時にも役の感情を引きずってしまいました。ですから、終わってからも少し苦労しました。その位で精神的な圧迫などはあまり考えなかったと思います。
Q:障害者の役のためにどんな準備をしましたか?
私は下半身の力を使ってはいけない役だったので、上半身だけを使う練習をしました。また、手動と電動の車椅子を使う練習をしました。リハビリ治療をするための病院にも通いながら練習しました。見るのと実際にするのではかなり違いました。また車椅子も足に力を入れてそのまま乗るのと、完全に上体の力だけで乗るのとでは、違う点が非常に多かったです。そして、改めて元気な身体を持っていることを両親に感謝するべきだと思いました。また、車椅子がない時に動いたり倒れたり投げられたりする時は這わなければならないので、家で這う練習をしました。実際にやってみるとどうしても上半身に力を入れてしまうので、上半身に負担がかかりました。現場で集中して上半身に負担がかかってしまったので、今もまだ右腕を上手く使うことができないです。今日も映画を観ながら本当にベストを尽くして頑張ったなと思いました。でも映画を観ながら、怪我をすることは良くないという思いと、ウナを演じながら精神的な部分だけではなくすべてが健康だということがどれほど重要なのかに対して、改めて考えることができる、とても意味深い撮影だったと思います。
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