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取材記事


「スヒョン氏!」というファンの呼び声とともに、白いスーツでさわやかに登場したキム・スヒョン。
両手を振って1階、2階とくまなく見渡した。すると会場からはものすごい歓声が沸き起こった。

「あー、みなさん!こんなふうに日本で生まれて初めてのファンミーティングに来ていただいて、本当にありがとうございます!」と目をキラキラと輝かせて挨拶した。

また「こんな経験は初めてで慣れていないのですが、何かあっても大目に見てくださいね」と言いながら、緊張をほぐすようにジャンプをしたり、体を動かした。

昨年12月に『太陽を抱く月』のプロモーション以来の来日となった今回。前日の夜には「口に入れるとすぐにとけてしまうほどのおいしいお肉を、おなかがいっぱいになるまで食べました」と満足気な表情を見せた。「その後は最近ハマっているボーリングに行ってきました」と言いながらいきなり立ち上がり、日本語で「4ステップですね!それで…」と言って、ボーリングのフォームを披露。早速のファンサービスに、会場からも笑いと拍手が贈られた。

この日映画『10人の泥棒たち』の舞台挨拶もこなしてきたキム・スヒョンは、「僕が映画という世界に一歩を踏み出すきっかけとなった、とても大切な作品です。この作品で来日することができてうれしいです」と胸の内を明かした。

ここで『10人の泥棒たち』の映像が紹介されたが、恥ずかしさのあまり直視できない様子。初映画だけにプレッシャーに打ち勝つ必要があったといい、「何も分からない中で学んでいかなければなりませんでしたが、監督や先輩俳優のみなさんがいてくださったからこそ、今僕はここにいます」と謙虚に語った。

また、チョン・ジヒョンに対する少し強引なキスシーンに話題が移ると、「計算はしていません!置かれている状況や役に集中することで、心から感じることができるようです」と恥ずかしそうに笑った。

続いて『クリスマスに雪は降るの?』『ジャイアント』の映像が立て続けに流れると、いきなり日本語で「やめろーー!」と叫び、会場の笑いを誘った。ようやく見終えると「ファンミーティングってこんなに大変なものなのですね…」とうなだれた様子を見せ、さらに笑いが起きた。

特に『ジャイアント』では、相手役が大先輩だったこともあり「毎日エネルギーを受けながら、それを自分の中で消化して、本当に勉強になりました」とコメント。またボクシングのスパークリングなどは直接ジムに行って、選手に殴られたことで、目つきも変わっていき、それが今の演技に役だっていると、エピソードを語った。



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