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取材記事


まるで宮殿のようなステージ…。
2階まで埋め尽くしたファンは、キム・ナムギルの登場を今か今かと固唾をのんで待った。

ライトが消され、ステージ中央に現れた人影。
ブラックのコートに身を包んだキム・ナムギルが、そこに立っている。

流れてきたのはミュージカル『ジキル&ハイド』の「This is the moment」。
渾身の力を込めて歌い上げたキム・ナムギルに、会場からは拍手喝采が贈られた。

「みなさん、キム・ナムギルです。楽しみにしていました!」ときれいな日本語であいさつ。
話すたびに沸き起こる拍手に、「ありがとうございます」と応えた。

そして「今日は『赤と黒』を愛してくださった、そしてドラマに出てくるゴヌクを、たくさんの俳優たちを愛してくださった皆さんと、このドラマを通じて同じ時間を過ごしていきたいと思います。みなさんを歓迎します」と伝えた。

続くアップテンポのナンバー「E MAIL」では会場を盛り上げ、「本能的に」では、セクシーな男性美を感じさせるボーカルで、ファンを魅了した。

歌と歌の間には「軍隊にいたころはよかったけれど、最近は疲れ気味で体力が落ちてしまいました…。みなさん同情しないでくださいね」と笑いを誘う場面も。

2004年からの活躍ぶりを紹介したVTRに続き登場したキム・ナムギル。
リハーサルで喉を痛めてしまったと言い、「返金してほしい方は後で申し出てください。(日本語で)すみませーん!」と冗談を飛ばした。

続けてピアノの伴奏に合わせて「1994 ある遅い夜」を、椅子に座ってしっとりと歌い上げた。

ファンの声援にも丁寧に応えながら「ホントに元気が出ますね」と目を細めた。

続いてはミュージカル風のパフォーマンスが準備された。ステージ上に現れた机の前に座り、本を開くキム・ナムギル。スクリーンには彼が旅先で撮ったと思われる写真がスライドショーのように映し出された。そして自分探しの旅に出た男の日記を朗読しながら、「ときどき、ひとりで泣いてます」を歌った。

写真提供:(c)MJ dreamsys,ACC



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