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2011年12月4日、埼玉県さいたま市の大宮ソニックシティー大ホールで、イ・ミンギのファンミーティング《MINKI's Forest》が開催された。

東京公演は1月に開催された『バースデーパーティー「LEE MINKI IS BORN」』以来、約1年ぶり。最新作『不気味な恋愛』が韓国で公開されたばかりとあって、来日は舞台あいさつの合間をぬってのあわただしいスケジュールとなったが、イ・ミンギ本人は今回のイベントを心待ちにしていたそうで、司会のYumi(イ・ユミ)氏から近況が告げられると館内は盛大な拍手に包まれた。

歓声を受けて、イ・ミンギはブラックのスーツをばっちり着こなして登場し、はにかみながらあいさつした。

イ・ミンギ「(日本語)あ~…皆さん、元気でしたか?お久しぶりです。会いたかったよ。」

モニターを見ながら一生懸命、日本語でコメントしようと努めるイ・ミンギに、会場からは「ファイティン!」とエールが飛んだ。

イ・ミンギ「(日本語)……よろしくお願いします(笑)。」

「日本語で準備してきた言葉があったのに」と悔しそうに言うと、韓国語で「年1回、皆さんに会って勇気をもらっています。ありがとうございます。こう(日本語で)言いたかったのに。」と苦笑した。

イ・ミンギといえば独自の世界観をもった俳優として有名だ。過去にイベントの司会をつとめたことがあるYumi氏は始まるなり「相変わらず何されるかわらかない!」と声をあげてファンを笑わせた。

「緊張してご飯を食べられなかったんじゃないの?」というYumi氏の質問には「はい?」とマイペースに聞き返し、食べなければ元気がでないからと、昼食にかつ丼、ラーメン、シュークリームを食べたと何でもないように話してのっけからイ・ミンギワールド全開で笑いを誘った。


今年は映画2本に出演したイ・ミンギ。

日本で10月に公開されたバイクアクション映画『クイック!!』では、時限爆弾を抱えてソウル市内を爆走するバイク便ライダー"キス"を演じ、韓国で公開されたばかりのロマンティックコメディ映画『不気味な恋愛(原題)』では、霊感体質の女性(ソン・イェジン)と恋に落ちる怖がりのマジシャン"チョグ"役をつとめた。

現在、韓国では『不気味な恋愛』のプロモーションまっただなかで、来日する当日まで舞台あいさつを敢行していたそうだ。驚くほどハードスケジュールをこなしているイ・ミンギだが、「ホンサム(高麗人参を蒸して乾燥させたもの)や健康食品を食べているから大丈夫です。」と言って、安心させるように手を振った。

共演のソン・イェジン、ファン・インホ監督とともに、ソウル市内の映画館はもちろん、水原(スウォン)、大邱(テグ)、釜山(プサン)など、地方まで足を運んで観客にあいさつしているイ・ミンギ。映画は前売り券ナンバーワンを記録するほど好調な出だしを見せているのだが、鑑賞したファンからは「キスシーンがあまりに多い」とつっこまれたという。

イ・ミンギ「(キスシーンが)ありすぎだって言われて。そう言われてみればそうなのかな~と。…台本にあったから(キス)したんですよ?」

すかさずYumi氏が「それはそうですよね!!」と返すと、またしても会場に笑いがどっと起き、「イェジンさんの唇の味はどうでしたか?」と聞かれると「唇の味!?」と絶句して笑いをより大きなものにした。

イ・ミンギ「良い香りがして、やわらかくて、ふっくらしていたと思います(笑)。」

ハ・ジウォン、ソン・イェジンと年上女性と共演がつづいていることから、Yumi氏が「年上はどう?」と尋ねると、「男性も女性に頼りたいという気持ちがあります。そういった意味で年上もいいですよね。」と笑顔で返した。

ここで、絶賛上映中の映画『不気味な恋愛』のファン監督とソン・イェジンのビデオメッセージが紹介された。監督はイ・ミンギを「芸能人だけどぎすぎすしたところがなくて純粋。弟のような存在」と賞賛し、ソン・イェジンは「これからもっと素敵な俳優になると思います。皆さんもご期待ください!」とエールを送った。

イ・ミンギ「昨日まで一緒にいたので、あまりありがたくないです(笑)。というのは冗談で、韓国に戻るときに日本のお土産を渡そうと思います。」

ファンからイ・ミンギおなじみの"ラーメン"はどうかと提案されると「ラーメンは僕が好きな食べ物です。」とあっさり返して再度場内をわかせた。

次回作にはファン待望のドラマも考慮しているそうで、「とにかく早く早く早く!次の作品がやりたいです。」と意欲を見せた。



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