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Q:ごあいさつをお願いします。

私も今日、初めて映画を観ました。(試写会の)前に観ることもできましたが、劇場で観たいと思い自制しました。私も万感が交差しています。

Q:商業映画に出演されるのは5年ぶりですが、この映画に出演を決めた理由を教えてください。

初めてシナリオを読んだとき、原色的な色合いに惹かれました。とても多くの空白を感じました。殺人鬼チャン・ギョンチョルが自分よりもっとタチが悪いスヒョンという人物に会って衝突しますが、映画の初めから犯人が誰なのか、殺人の動機が何なのかが明らかになっています。その状況下で2人の男が殴りあう徹底的な復讐劇です。どんな演出をするかによって色合いが変わる作品だと思いました。暴力がだんだん遊戯のようになり、暴力に侵された人々の極端な姿から何かを探せるだろうと感じました。キャラクターを私の体で表現する作業の過程が言葉にならないほどつらくて苦痛でした。もしかするとこれまで出演した作品の中で、一番(キャラクターに)のめり込まなかった、少しテクニカルな姿勢で接した作品とも言えるでしょう。

Q:撮影はつらかったですか?

ご覧のとおり、つらかったです。冬に(撮影が)始まってワールドカップの時期に撮影が終わりましたが、死ぬほど大変でした。野外で撮影して、蚊と仲良くなりました。物理的に過激なシーンや肉体的につらいときもありましたが、過剰で極端な感情を表現するのに精神的な疲れもともないました。もちろん、作品を決めたときに覚悟はしていましたが二重苦でつらい思いをしました。