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取材記事


2010年5月6日、東京・中野サンプラザで「We Serve!!~Malawi Benefit 2010~」チャリティー・イベントが開催された。主催は"東京21世紀ライオンズクラブ"。これまで、南部アフリカ・マラウイ共和国のHIV問題や飲み水の改善を支援してきた。

このたび、韓国の俳優パク・シニャンを迎えてファンミーティングを行い、イベントの収益はマラウイ共和国の支援活動に役立てられた。

1年ぶりに日本ファンと再会したパク・シニャンは、「アンニョンハセヨ、パク・シニャンです。久しぶりにお会いできてうれしいです。」とにこやかにあいさつした。

パク・シニャン「日本は長い休暇(ゴールデンウィーク)明けだと聞きました。平日の午後に参加するのはむずかしいことだと聞きましたが、お越しくださってありがとうございます。」

ファンとの受け答えひとつひとつを丁寧に、うれしそうにやり取りするパク・シニャン。空港に出迎えてくれたファンにも感謝の意を伝え、昨夜はおいしい刺身を食べたと穏やかに語った。

今年、パク・シニャンは韓国の『愛のリクエスト』という番組を通して、西アフリカ西部に位置するシエラレオネ共和国に赴き、慈善活動を行った。イベントでは体験者としての貴重な意見を語ってくれた。

パク・シニャン「(シエラレオネ共和国は)10年近く内戦が続きました。まだ至るところに凄惨な傷跡が残っています。厳しい状況の中で人々が暮らしています。それでも、子供たちにはそこにしかない純粋さがありました。」

ソウルから20時間。2日がかりで行き来して、3日間撮影を行ったそうだ。渡航前には韓国で数種類の予防接種を受けたようで、パク・シニャンは「とても痛かったです。注射が本当に嫌いなんですよ。」と苦笑した。

パク・シニャン「子供たちが学べる教室を作ろうと、壁のペンキを塗ったり、机を作ってプレゼントしました。本当に喜んでくれましたが…。私たちがどれだけ豊かな暮らしをしているのか実感しました。」

司会のイ・ユミ氏から現地の子供たちは無邪気かと尋ねられると、それまで深刻な表情を浮かべていたパク・シニャンの顔がほころんだ。

パク・シニャン「えぇ、とても。」

現地の子供たちはエンジンオイルの容器に濁った水を汲んでいたという。その水は生活水で、パク・シニャンは子供たちが普段と変わりなく水を汲んでいる姿を見たときの心情を語った。

パク・シニャン「言葉にならないほどの衝撃を受けました。井戸も足りません。食べ物も、基本的なものもなくて、薬も不足しています。世界に薬は有り余っています。あげられたらいいのにと心から思いました。」

「まずは関心をもつことが大切です。」パク・シニャンの真摯なコメントに、会場には何度も温かい拍手が響いた。



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