LAドジャース始球式、米メディアも大きく報道

BTSのVは8月26日（韓国時間）、米MLBロサンゼルス・ドジャースの試合で始球式を務め、世界中で話題を集めた。スタジアムを埋め尽くした観客は大歓声で彼を迎え、その瞬間はまさに「グローバル・センセーション」として数多くの海外メディアに報じられた。米ローカル局KTLAニュースも現場の熱気を詳細に伝え、始球式や大谷翔平選手との交流シーンを特集。BTSの影響力がいかに米国スポーツ界にまで広がっているかを示す一幕となった。

アンカーが語った「忘れられない瞬間」

放送中、KTLAのアンカー、シェア・カルヴィンは自身とVとの「忘れられない思い出」を紹介し、視聴者の関心を集めた。2021年、BTSがCBS人気番組「The Late Late Show with James Corden」の企画「Crosswalk Concert」に出演した際、偶然信号待ちをしていたカルヴィンは目の前で繰り広げられるBTSの『Butter』パフォーマンスを間近で目撃した。

特に印象的だったのは、Vが即興で彼女の車に歩み寄り、ボンネットに手を置きウィンクをしてみせた瞬間だ。その映像はSNSを通じて爆発的に拡散され、KTLAのニュースでも大きく取り上げられた。カルヴィンは「彼が触れた車を買いたい」という問い合わせまで殺到したと笑顔で振り返り、「あの瞬間の幸運は今でも鮮明に覚えている」と語った。

ドジャースとの縁、カーショー投手と10年ぶりの再会

さらにVにとって今回のドジャース球場は特別な意味を持つ場所でもあった。BTSが2014年に米国でリアリティ番組「American Hustle Life」を撮影した際、彼らは観客としてドジャースの試合を観戦したことがあったのだ。

当時プレーしていたエース、クレイトン・カーショー投手は今も現役でチームを支えており、10年ぶりに同じ場所で再会を果たしたVは「10年前に観客席からあなたを見ていた」と語りかけながら記念写真を撮影。まるで時間を超えて再びつながった瞬間は、ファンにとっても胸を打つシーンとなった。偶然の縁と努力で築かれたVのキャリアの重みを示すエピソードとして、多くの人々に温かい感動を与えている。(c)STARNEWS