Q1. 原作が大きな人気を得た作品ですが、「再婚皇后」に参加することになった理由は何ですか?
シン・ミナ: 原作からすでに爆発的なファン層を持つ作品なので、ドラマ化がどのように行われるのか気になりましたし、個人的にもぜひ一度挑戦してみたい気持ちがありました。皇后「ナビエ」は大衆の前で常に緊張し完璧さを保たなければならない人物で、俳優として生きる私と似た部分が多く、キャラクターとしての魅力を強く感じました。そのアイデンティティと旅路を表現できるという点が、私をこの作品へ導きました。
チュ・ジフン: ファンタジー世界を広げていく物語に対する好奇心もありましたし、自分がこの作品に参加したときどんな意味が生まれるのか、自分でも気になりました。だから迷わず「再婚皇后」という世界の中で皇帝ソビエシュとして存在してみたいと思ったんです。
イ・セヨン: これまでファンタジーを背景にした作品をやったことがなかったので、新しい経験になると思いましたし、ラスタという人物が持つ両面性に魅力を感じました。政府という役割も挑戦でしたし、先輩俳優の方々と一緒なら安定感を持って新しいキャラクターを探求できると思い、出演を決めました。
Q2. ご自身が演じるキャラクターと、実際の性格で似ている部分はありますか?
シン・ミナ: 「ナビエ」は皇后としての座を守るために常に周囲を意識し、緊張しながら自分を引き締める人物ですが、こうした姿勢は大衆の前に立つ俳優としての私にも似ています。また、ナビエが後に自分だけのアイデンティティを見つけていく過程があるのですが、私も作品を通じて常に自分を知り、広げてきたので、そういった点でキャラクターとの同一視が自然に行われました。
イ・セヨン: ラスタは外見は明るく純粋に見えますが、欲望に向かって進んでいく「純粋な悪」のような感じがあります。ウェブ漫画を見ながら「どうしてあんな顔でそんな行動ができるの?」と思うほどでしたが、憎めない面もあり、飾らないエネルギーもあります。現実の私はもちろんラスタほど大胆ではありませんが、明るく見えつつも欲を持つ部分は人間としてある程度共感でき、その点を中心に解釈して演じています。
チュ・ジフン: ソビエシュは帝国の皇帝として、自ら選んだファンタジー的世界の重みを持つ人物ですが、私もデビュー作「宮」で皇太子を演じて似た雰囲気を経験しました。だから王冠をかぶり権威を表す役柄が不慣れではなく、自然と身体に染みついた態度と雰囲気をもとに、ソビエシュの権威と人間的感情をバランスよく表現しようとしました。
Q3. 撮影現場の雰囲気はいかがですか?
チュ・ジフン: 共演者同士のコミュニケーションが本当にうまくいっています。セヨンも末っ子ですが、すでに数多くの作品を経験したベテランなので、調整が必要な時もすぐに感覚を合わせることができましたし、ミナやジョンソクもそれぞれ確かな色を持つ俳優なので、作業に自然なシナジーが生まれました。互いにキャラクターに没頭しながらも、現場では気楽に冗談を交わせる雰囲気が維持され、撮影全体が柔らかく楽しく進んでいます。
イ・セヨン: お三方とも実際の性格がそれぞれ違っていて、その組み合わせがとても楽しいんです。シン・ミナお姉さんは実際にも皇后のように静かで威厳があり、私がふざけて雰囲気をほぐそうとすると、温かく受け入れてくれました。作品の中ではラスタがやや悪役の気質を持っていますが、現場では皆さんが私を可愛がってくださって、むしろ「ラスタが愛される世界」ができているようでした。
Q4. ロマンスファンタジーというジャンルが与えてくれた新しい経験は何でしたか?
シン・ミナ: 現代劇以外はほとんど撮影した経験がなかったので、最初は緊張と不安が同時にありました。でも、東洋と西洋の境界のどこかにある世界観が与えてくれる自由な想像力のおかげで、撮影を重ねるほどに慣れていきましたし、ドレスや王冠のような重みのある衣装を着るほど自然と態度が変わり、キャラクターに早く没入する助けになりました。
チュ・ジフン: 僕はデビュー作が「宮」の皇太子だったので、王冠や権威あるキャラクターが全く珍しくありませんでした。むしろ久しぶりにその世界に入ると、とても自然で、自分にとって馴染み深い場所に戻るような感覚がありました。ファンタジー的なビジュアルやセットが与える感情的な力が、キャラクター作りにも大きく役立ちました。
イ・セヨン: 初めて挑戦するファンタジー背景の作品だったので、すべてが新鮮でした。特に広く華やかなセットは、まるで自分がラスタになったような強い感情を呼び起こしてくれ、ウェブ漫画でしか見たことのなかった場面が現実の空間で再現される瞬間は本当に不思議で胸が高鳴りました。現実とファンタジーが混ざり合う作品が持つ没入度の違いを感じながら、楽しく撮影しています。



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