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STAR INTERVIEW

キム・ヒョンモク「賞を受賞して…プレッシャーになるのも事実」

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キム・ヒョンモク「賞を受賞して…プレッシャーになるのも事実」


―『3670』について―

『3670』についてキム・ヒョンモクは「僕の立場ではクィア映画は初めてでもなく、ただヨンジュンというキャラクターに惹かれて出演を決心したため、今の反応はまったく予想できませんでした。監督が『3670』を通じて“2024年のゲイコミュニティの文化を記録する”という意図を明かされましたが、劇映画がこのようなドキュメンタリー的な見どころを持っているという点で観客の心を動かした気がします。GV(観客との対話)イベントの際に観客の皆さんが笑い泣きしながら鑑賞していました。サンフランシスコ国際映画祭に招待された時も現地の観客の方々が涙を流しながら質問をしてくれました」と作品性を強調した。

―キャラクターのどこに惹かれた?―

ヨンジュンはどのような魅力に惹かれたのだろうか。キム・ヒョンモクは「台本を読んだ時にヨンジュンから最も大きく感じたのは‘俺は拗ねた。でもまさか拗ねたのになだめてくれないの?’という点でしたが、これが興味深く感じました。また、ヨンジュンはヒョンテク(チョ・デヒ)が就職もうまくいき、人気があることを妬みます。そしてチョルジュンに出会った時に自分と似ていると思い、親しくなってコミュニティに連れて行ったのですが、チョルジュンも次第に人気が出だすようになり、反感を感じます。そんな感情が、僕も日常で感じていた感情なので共感でき、表現してみたいと思いました。正直な心情で楽に話していた友達がある日成功し、連絡しにくくなって態度が変わる僕の姿に似ていると思いました」と細かい感情線に焦点を集めた。

―負担感について―

ジャンル的負担感を尋ねる質問には「もちろん、当事者としての慎重さがあります。ヨンジュンという個人の物語を扱いますが、これを単純に個人とみなすには‘普遍性を無視するのか?’と思い、ゲイだからといって全員が同じゲイではないので、一般化の誤りが生じる可能性のある点について悩みました。しかし、ビジュアル的や表現的なアプローチに対する拒否感はありません」と真剣な態度を見せた。

―トロフィーを獲得した感想は?―

全州国際映画祭でトロフィーを獲得した感想も明らかにした。キム・ヒョンモクは「以前にも映画祭にはよく行きましたが、長編にメインロールで行ったのは今回が初めてでした。デビュー10周年に俳優賞を受賞できてさらに光栄でした。賞を受賞して感謝の気持ちもありますが、プレッシャーになるのも事実です。これからの活躍が悩みどころではありますが、それでも外部的な成果や反応に振り回されない俳優になりたいです。ありがたいことに良い機会が与えられていますが、そういう時こそ俳優の本心を失わないことが重要だと思います」と伝えた。

キム・ヒョンモクは「今年MBCドラマ『バニーと兄弟たち』に『暴君のシェフ』、『3670』まで比較的最近相次いで放送された作品の中で自分なりにさまざまな役を演じた気がします」とし、「過去には僕の体格が小さいことが俳優としての限界点だと思っていました。身長が170cmにも満たず、自ら30代の男性俳優のイメージに及ばないと思っていた時期がありました。もちろん今も幼く見えるイメージについて、その悩みから解放されたわけではありません。しかし、今は身長が小さいので一風変わったスタートを切れるなと思い、このような要素を活用し、独自のアイデンティティを構築していきたいです」と語った。
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