―『パイン ならず者たち』が好成績と共に終了して―
『パイン ならず者たち』が好成績を残して終了したことについてヤン・セジョンは「作品を愛してくださって本当に感謝しています。このような作品に参加できてとても幸せでした。カン・ユンソン監督、リュ・スンリョン、イム・スジョン先輩など、すべての方々にも感謝しています」と話した。
―これまでとは違うキャラクターを演じて―
これまで演じてきたのとは異なるキャラクターを披露したことについて彼は「台本を読み終わると心が弾み、翌日すぐにやると監督に連絡しました。こういうタイプのキャラクターを演じてみたいと思っていました。作品自体がおもしろくて、ヒドンのありのままの感じも良かったです。衝動が起きたら、すぐに行動しようとする性格が気に入りました」と明かした。
―キャスティングされたことについて―
ヤン・セジョンのどのような面を見て、監督が『パイン ならず者たち』へのキャスティングを決心したのだろうか。彼は「ヒドンは乱暴な面がありますが、私たちは誰しも無意識の中にそんな面を持っています。私もそういうのをお見せしたいと思いました」と話した。
―役作りについて―
ヒドンというキャラクターはどのように準備したのか聞くと、彼は「監督がすごいのは、台本ができあがった状況で今日撮影し、明日も撮影があれば、今日撮影したことに感情線を合わせて明日の台本を修正していました。台本の流れに従うと、そのような部分が自然に作用した気がします」と明かした。
ヒドンの容姿的な準備については「容姿的な部分は衣装チーム、扮装チームと事前に会議をたくさんしました。私は原作を見てマネしてしまう気がしたので、見るのをやめました。扮装を終えて鏡を見‘ヒドンだ’と思いました。相手役の先輩方を見て‘おのずと集中できるな’と思いました。ロマンスを撮影する時よりも体重を増量しました。『イ・ドゥナ』の時と同じく6~7kg程度増量しました。『愛の温度』の時と『イ・ドゥナ』の時と私の体重は同じですが、信じてもらえませんでした(笑)。神に誓って体重は同じです。制作発表会の時に足首を骨折したのですが、2回折れました。その当時、撮影時よりもはるかに太っていました。2ヵ所の病院に行きましたが、先生は“疲労骨折だろう”とのことで原因を見つけられませんでした。象の足のように腫れました。まだ完治していないので注意しなければいけません。
続いて「私はヒドンを見て、すぐにオオカミを思い浮かべました。幼い頃から叔父についてまわり、父親がいないので1人でさまざまな状況に接しながら乱暴になった気がします。ヒドンは‘人は殺してはいけない’という一線は守ろうとしていたと思います」と語った。
―楽しさを感じた部分は?―
ヒドンのキャラクターを演じて、楽しさを感じた部分については「演じながらたくさん楽みました。こういうジャンルのキャラクターをもっとお見せしたいです。演じながらロマンスとは異なる特色がある気がしました。快感も覚えました」と話した。
―ヒドンと似ている部分、異なる部分は?―
ヒドンと似ている部分、異なる部分があるとしたらどのようなところだろうか。彼は「私も自分の性格についてよく分かっていません。一生の宿題だと思います。私はよく考えるタイプですが、ヒドンは違います」と明かした。
―ソンジャとジョンスクの存在について―
ヒドンにとってソンジャとジョンスクはそれぞれどんな存在だったのだろうか。彼は「ヒドンにとってジョンスクは愛の感情ではなく、密室でその時の状況にハマってしまったのだと思います。ソンジャは愛していたはずです。ソンジャは初めて会って、ヒドンが‘あの人何なの?’という強烈な感覚を受け、喫茶店を何度も訪ねたと思います」と語った。
―ヒドンの成長について―
ヒドンが叔父のもとを離れて成長した瞬間はいつだったと思うか尋ねると、彼は「独立的に動かなければならないと思ったのは、ソンジャの状況が悪化した時だと思います。ジョンチュルが死んでから独立した気がします」と話した。