―『ヘイディズタウン』のオファーを受けて―
彼は「『ヘイディズタウン』出演中にオファーがありました。負担を感じたので悩みましたが、成長のために出演を決めました」と明らかにした。
続いて「いつも楽な方ばかり考えていると停滞しそうで、他の挑戦を通じて得られるものを享受できない気がしたので、周囲にアドバイスを求めて、選択することになりました。当時『ヘイディズタウン』で共演していた俳優方に尋ねましたが、よく似合っているとアドバイスしてくださり、勇気を与えてくれました。僕はいつも周囲によく尋ね、ポジティブな反応が僕の基準値を超えたら勇気を得られます」と話した。
―『ウェルテル』と『ヘイディズタウン』の違い―
『ウェルテル』は『ヘイディズタウン』より演劇的な要素が多く、演技力を必要とする。キム・ミンソクはキャラクターの解釈について「台本を受け取って読んだ時に‘なぜだ?’と思った部分を掘り下げてみると、説得力を持てる一つの筋が見え、こんな風にすべきだという方向性が見えました。キャラクター分析に加えて、僕を飾る過程が必要でした」と語った。
彼は、ウェルテルについて「感情的に柔弱な人なので、こうやって行動するしかなかったということを表現しようと思い、できるだけ感情的であるように努めました。また、そのすべての原因がロッテを愛するためだという最終的な感情に集中しました」と明らかにした。
続いて「世の中が自分を理解してくれない寂しさと孤独感に包まれていますが、そこから救ってくれたロッテがありがたいのです。ウェルテルには救いの手を差し伸べてくれた救世主のような存在なので、手放したくても手放すことはできません。だからこんな悲劇が起こります」とし、「ロッテに対する歓喜に満ちた感情をすべて見せようという気持ちでした」と説明した。
―低い音域の『ウェルテル』―
また『ヘイディズタウン』より低い音域で進行される曲に関しては「音域が低い状態で声量がこみ上げなければいけませんでしたが、逆におもしろかったです。‘僕にもこんな声が出せるのか?’と思いました。『ヘイディズタウン』は、ニューオーリンズジャズ基盤なので、実用音楽に近いです。しかし『ウェルテル』は声を出す方向自体を変えなければいけませんでした。新しい声を出す気がしておもしろかったです」と付け加えた。
―容姿的な努力について―
作品のためには容姿的な努力も必要だった。キム・ミンソクは「敏感なキャラクターに見えなければならないという考えからダイエットをしました。ウェルテルの始まりは一人登場して、歩いていくシーンですが、頬がパンパンだと(観客が)集中できず、不協和が起こるとの思いから3㎏程減量しました。『ヘイディズタウン』を始めた時より3㎏ほど痩せた状態です」とし、「でも旧正月に祖母がくれたカルビをたくさん食べて、少し太った状態ですが管理は続けます」と笑った。