シン・ジェハ「本名で呼ばれるのは初めて」
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―空白期の不安―
2020年に入隊して活動を中断した。シン・ジェハは、このような無名時期と“軍空白期”で不安が大きかったという。「実は不安がかなり大きかったです。私は認知度が高いわけではなく、スター性を持っているわけでもありません。だから少しでも休むと、いつ作品に出られるか分からないという不安が大きかったです。‘軍隊に行ったあと、仕事はできるだろうか’というプレッシャーもありました」
このプレッシャーは、彼を休むことなく動かした。シン・ジェハは「不安を解消するために作品が終わる前に次の作品を決めていました。オーディションを何回受けたか分かりません」とし、「(今考えると)ちょっと残念です。楽しむこともできたはずですが、自分を酷使してしまいました」と伝えた。
―出演作が連続ヒット―
2作品共にヒットを記録した。『イルタ・スキャンダル~恋は特訓コースで~』は17%、『模範タクシー2』は21%の最高視聴率を記録し、人気を集めた。続いて「運が良かったと思います。私ががんばったからヒットしたわけではありません。『模範タクシー』はシーズン1からヒットした作品ですが、私はあとから合流しました。また、『イルタ・スキャンダル』では、私の正体が明らかになる前から人気がありました」とし、「数年分の運を集めて使ったんじゃないかと思ったりもします。それほど運が良かったです」と謙虚な姿勢を見せた。
―悪役演技について―
シン・ジェハは『イルタ・スキャンダル』、『模範タクシー2』に悪役として登場した。シン・ジェハは「偶然、2作品とも悪役でしたが、『イルタ・スキャンダル』は最初から悪役ではありませんでした。チェ・チヨルを大切に思い、彼の力になりたいと思っていたのですが、悪役のように映りました」とし、「『模範タクシー2』では、悪役ですが、(「ムジゲ運輸」に)潜入しました。だから、二つのキャラクターの質が違います」と説明した。
続いて、悪役演技を披露したことに対する残念な思いを見せた。彼は「似たような時期に放送されたので、イメージが重なったみたいです」と打ち明けた。しかし、シン・ジェハの再発見であることは明らかだった。前作では、善良な役を主に演じていた彼は「それでも『新しい姿を見ることができた』という話をたくさん聞きました。入隊前に見せることがなかったイメージをたくさん見せたので、そのような話をたくさん聞いた気がします」と満足げな感想を語った。
―今後について―
忙しく走り続けてきた彼は、自分のための時間を持つことにした。彼は「軍では考える時間があふれていました。20代の頃は、自分を振り返る時間がまったくありませんでした」とし、「ところで軍隊で心構えが変わりました。余裕もたくさん生まれ、自分という人について考えたりもしました」と話した。続いて「それでも軍隊を除隊してからも休まず、作品に出演することができました。結果も良く、心構えが大きく変わりました。これからは自分の面倒を見ながら自分がやりたい演技をしたいです」と伝えた。
―知名度が上がって…―
気付いてもらえるようになるまで長い時間がかかった。しかし、その期間に後悔はないという。シン・ジェハは「多くの方が、私が苦労して悩んだことを知ってくださっていることに感謝しています」と幸せそうに話した。インタビューの終わりに、彼は「演技を始めて10年ほどになりましたが、私を見て本名を呼んでくれました。10年で初めての経験です」と話した。俳優としての“ポテンシャル”を爆発させ、本格的な出発を知らせたシン・ジェハの活動に期待が集まる。
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