チャ・テヒョン「キム・ジュファン監督は天才だ」
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ー愛犬家ではないが…ー
チャ・テヒョンは愛犬を飼っていないが、愛犬家の物語を描いた『モンムンイ』に共感した。経験があるからだ。彼は「結婚前は子犬を飼っていました。飼わなくなってからかなり経つので、愛犬家とは言えないと思います」とし、「共感が少ないかもしれないですが、全く分からない感情ではなく、またシナリオがきれいでした。シナリオを読んで『これは終わりなのか?』と思ったのですが、僕はむしろその感覚が好きです」と明らかにした。
続いて「シナリオを多数見てみると、無理やりなどんでん返しがあったり、行き過ぎた設定がありますが、『モンムンイ』はそうではありませんでした。特に、キム・ジュファン監督が最後に自身の子犬に捧げるという文章を書いていました。この映画を愛犬に捧げる感じがすごく新鮮でした。個人的な話でも本気が感じられたので、みんなも共感できると思いました」とし、「展開が遅く感じたり、刺激的ではないかもしれませんが、所々で笑いと感動を与えられると思いました」と説明した。
ーユ・ヨンソクと15年ぶりの共演ー
チャ・テヒョンは『モンムンイ』を通じて、2008年のドラマ『総合病院2』以来ユ・ヨンソクと15年ぶりに再会した。彼は「(ユ)ヨンソクが出演するということが出演を決めた大きな理由でもあります。監督もそうですし、ヨンソクが良い人であることを知っていたので面白いと思いました」と明らかにした。
続いて「『総合病院2』以降着実に人気を集め、久しぶりに会うので嬉しいです。私とは関係ないですが、新人監督や新人俳優と撮影すると、その部分が気持ちが良いです。『過速スキャンダル』も同じです。映画がヒットしてから監督は私を使ってくれません」と笑い、「そういうことには、腹が立ちません。逆に試写会の会場で会えることが嬉しいです。(パク)ボヨンは言うまでもありません。ヨンソクもそうです。人気になってユ・ヨンソクの名前を掲げる映画に一緒に出演するというのがとても面白くて楽しい」と話した。
チャ・テヒョンは『モンムンイ』の中でのユ・ヨンソクとの呼吸については「実際に撮影する時は、犬にフォーカスが合わせていたので、私たちのことは考えられませんでした。お互いにどういう呼吸を見せようと決めて努力はしませんでしたが、息が合いました。映画の中でソウルから済州まで旅行するのですが、実際もそうでした。撮影外に二人でたくさん遊びました。一週間以上野外ロケを行いながら、船に乗るために木浦(モクポ)を訪れた時に一緒にゴルフにも行きました。元々知り合いだったので、楽しく遊びながら撮影できた気がします」と明らかにした。
ー犬優先の撮影現場だったー
『モンムンイ』は、タイトル通り犬を中心にまわる現場でした。彼は「撮影当時、犬が多すぎて演技に集中することができませんでした。俳優同士で演技をする時もあれこれ気になることはあるのですが、犬は近寄ってくるので集中するのが困難でした。でも途中で切らずに自然に進行したということ自体、犬メインで進めたということです。そういうシーンがたびたび登場すると思います」と語った。
続いて「犬のエアコンも別にあって、少しでもしんどそうな時はすぐに休ませました。すごく徹底していました。犬と一緒のシーンがありましたが、犬が疲れている時は休ませることが最優先でした。監督は欲を捨てて撮影しました。選択と集中をしたようなものです」とし「撮影前に監督が『シナリオはこうなっていても、犬の状況によっては内容が変わることもある』と言っていたことがぴったり当てはまりました。動物をコントロールしようとする発想自体が間違っています」と説明した。
映画に登場する、犬が顔をなめるシーンの裏話も明らかにした。彼は「顔に練乳を塗ったので、狂ったように舐めていました。犬が出演するので、シナリオと現場が異なるのは仕方がないことでした。その時々の状況によってシーンが変更されました」と説明した。
ーキム・ジュファン監督は天才だー
このようにチャ・テヒョンは映画『神と共に 第一章:罪と罰』以来6年ぶりにスクリーンにカムバックすることになった。彼はキム・ジュファン監督を「天才」と評価した。チャ・テヒョンは「作品を選ぶ時にあまり多くのことを考えたりはしません。そんな年齢は過ぎました。この作品を通じて何を見せるべきかはあまり考えず、重要なことは監督が気に入るかでした。『ミッドナイト・ランナー』という作品を見ました。『ディヴァイン・フューリー/使者』以来の映画ですが、かなり異なります。こんな才能があるのかと思って驚きました」と明らかにした。
それとともに「正直言って興行に対するプレッシャーもあまりありません。『神と共に-罪と罰』も千万映画ですが、自分のおかげでヒットした映画ではありません。ただ、千万俳優のタイトルを手に入れることができたことに感謝しています。『モンムンイ』は300万人程度が目標でした。映画が中間くらいの興業作がないと、映画市場はより難しくなります。興行が不振な映画を見ると、そこまで悪くないのに…と思うことがあります。『モンムンイ』のような映画に中間くらいの役割を果たしてほしいのですが、期待は下げました」とし、特有の笑顔を見せた。
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