ナ・ムニ「“国民のお母さん”とても嬉しい」
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Q:出演を決めた理由を教えてください。
「ユン・ジェギュン監督が制作を担当した映画『ハーモニー』で一緒に仕事をしたのですが、私に対してよくしてくれました。一緒に仕事をしながら、私を信じてくれていると思ったし、私もユン監督を信じて出演を決めました。オファーが来る前は、チョ・マリア女史についてあまり知りませんでした。
実話というのが信じられませんでした。子供であれば、10歳でも50歳でもそれが一番です。母親であれば、子供に対する思いが何よりも大きいですが、チョ・マリア女史は母国のために命を捧げろと言いました。国のために子供を捧げると口で言うのは簡単ですが、とても難しいことです。あまり理解はできませんが、演技でうまく表現してみようと思い、一生懸命頑張りました」
Q:歌を披露するシーンの撮影は大変でしたか?
「今は大変だと思いませんが、当時は大変だったと思います。高齢でもあり、シーン自体がとても難しかったです。歌もライブで歌わなければいけないので難しかったですが、映画が出来上がったらやりがいを感じました。歌うことが感情的により大きく感じました。泣き叫びながら歌う方が感情的により大きく胸に響きました。音は考えず、歌詞と感情中心に考えました」
Q:ユン監督との撮影はいかがでしたか?
「私は絶対何度も撮ろうと言いません。一番最初に撮ったものが好きですが、ユン・ジェギュン監督は欲張りでした。再撮影がとても大変でした。しかも、後でカットされたと聞き、かなり失望しました。それを撮ってからユン・ジェギュン監督がとても嫌でした。最後のシーンだったので、“もう二度と会わなければいい”と思いました(笑)。たくさん情が湧いたので、一緒に作品をやりたいです。どんな作品でも一緒にやろうと言われたらやると思います」
Q:長い間演技を続けられる原動力は何ですか?
「演技自体は楽しくないですが、好きです。大事なシーンがあれば、一睡もせず心配するのですが、現場に行けば楽しいです。そんな点が演技を続ける原動力じゃないかと思います。常にきちんと生きていなければならず、観察が上手くないといけません。普段の生活が演技にそのまま表れます。私は自由に暮らしたいです。バスにも乗って、市場に通いながら暮らすことが俳優としてもプラスになります。事実的な演技が大事な気がします。仮に味噌汁を作るとして、本当に作り方を知っている人と真似をする人では違います」
Q:バラエティ番組の出演やTikTokにも挑戦していらっしゃいますね?
「最初は躊躇しましたが、いざやってみると私が毎日動けることが嬉しいです。若い人々の感覚も知ることができ、‘始めてよかった’と思いました。もちろん、途中でやらなくなるかもしれませんが、今は楽しいです。年を重ねるほど柔軟性が重要です。私を含むすべての老人は柔軟性を持たなければいけません。
挑戦に対する恐怖心はありますが、恐れずに行ったりもします。ありふれてなく、新しければいいです。ある年齢までは演技が大変でもただ参考にしましたが、今はそうするのが嫌です。どんな作品でも魅力がなければなりません。まず現実的に共感できなければならず、その作品だけが持っている何かがなければいけません。あれこれ集めたような作品は嫌いです。独創性が大事です」
Q:最後に一番好きな作品を教えてください。>https://sp.kdaisuki.jp/guide/detail/?id=4347
「『思いっきりハイキック!』が一番好きです。生きていくのは大変だから、笑える作品が良いと思いませんか。実は『アイ・キャン・スピーク』まで劣等感が大きかったです。しきりに誰かと競争しようとしていましたが、賞をたくさん受賞してからは思い残すことはなくなりました。少しゆとりが生まれ、誰かと競争しなくても大丈夫だと思います。(俳優として)十分叶えたと思います。生まれ変わったら俳優は辞めたい」
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