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STAR INTERVIEW

パク・ハソン「作品は選びません。よければやります」

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Q:出演理由を教えてください。

パク・ハソン「作品は選びません。よければやります」

「3年前に撮った映画です。ドラマ『平日午後3時の恋人たち』が終わった直後にこの映画に出会いましたが、当時母親役で出演する映画は初めてでした。この映画に出演したいと思ったというよりはエンディングに惹かれました。子供を育てる立場として誰もが共感できる部分なので惹かれた気がします」

Q:撮影当時はとても辛い時期だったと聞きました。

「映画を見て、友人たちに“撮影大変だったでしょ”と言われましたが、当時は私の置かれた状況の方が大変でした。弟が亡くなって2週間ほど経ってから撮影を始めたのですが、知り合いも自ら生涯を閉じ、14年間飼っていた愛犬も亡くなりました。人生で一番大変な時期だったので、むしろ撮影はしんどくありませんでした。“よくないことは集中する”と思いました。

初めて台本が頭に入りませんでした。なんとかセリフだけ覚えて、最初の撮影に挑んだのですが、むしろ撮影日が楽しくて欲が湧いてきました。“私は演技が好きなんだ”と改めて感じさせてくれたありがたい作品です。誰かとの別れが多い時期だったので、息ができないくらい胸が痛かったのですが、鎮痛剤を飲んだら心の痛みもマシになるという話を聞きました。騙されたつもりで飲んでみたところマシになったので、服用しながら映画を撮影しました」

Q:今回は母親役でしたが、ご自身が妊娠したときはどうでしたか?

「女優は妊娠すると、仕事が途切れやすい現状があります。私も妊娠した時に仕事がなく、育児に集中しました。15ヶ月間母乳で育てたのですが、自分は一番貴重なことをしていると考えながらも、どこかもどかしさがありました。3時間に1度授乳をしなければならないため、どこにも行けませんでした。

ある日、友人たちが集まりに参加するよう誘ってくれたのですが、参加できませんでした。淡々と返事しましたが、突然涙がこぼれました。当時、気が塞いでいたことに気付きました。それを感じたので、映画の内容により共感できて胸に響いたのじゃないかと思います。もちろん子どもはとてもかわいかったのですが、もどかしさがありました」

Q:育児が辛いと感じている母親も多いですが、どうやって克服しましたか?

「克服というのは大袈裟で、自然に過ぎていった気がします。特に方法があるわけではありません。復帰し、仕事をしてみると、演技が大切で好きだと感じました。今は深夜に外出しても深夜の空気がとても良いと思います。これも子供に感謝すべきことだと思います。

子供を早く産んでよかったと思います。体力がだんだん落ちていきます。比較的早く結婚して、早く出産したことに対して後悔はありません。30代の時不安定で、仕事をして恋愛をしても満たされない不安感がありました。しかし、結婚と同時に安定を感じるようになりました」

Q:お子さんが生まれてから変化したことはありますか?

パク・ハソン「作品は選びません。よければやります」

「働いていると、当然大変な時があります。以前は1人で耐える感じだったとしたら、今は子供という存在が力になっています。子供がいなかったら生きていけない気がします。とてもかわいいです。今は子供が結婚するまでは生きていたいという気持ちで暮らしています。子供は私の全てです。子供のおかげで生きています。

旦那も子供をよく見てくれます。娘は父親を好きでこそ素敵な男性に会えるらしいのですが、よくしてくれるので本当に感謝しています。子供が幼い頃は大なり小なり喧嘩することがありましたが、今は喧嘩しません。夫と仕事においては、無条件助け合おうと決めています。お互いに仕事が優先だと考えています」

Q:様々なドラマで既婚女性が経験する苦悩を演じましたね。

「すべて質が異なり、どっちにせよ私の話であり、私たちの話です。逃すにはもったいない気がしました。すべて仕事がなかった時に決まった恵みの雨のような作品です。その中でも少しずつ違って見えるように努力しました。むしろイメージがより固まって、母親役や主婦役はすべて私がオファー1巡目になってほしいです」

Q:出演してみたいドラマはありますか?

「(次回作)はおもしろい作品をやってみたいです。シットコムもまたやりたいですし、明るくておもしろい作品をしたいです。20代の頃はそれが嫌で、大衆の方々がなぜ私のコメディ演技を好むのか分かりませんでしたが、今は私も好きです。明るい作品を待っていますが、作品は選びません。よければやります。確実なのは私が好きで、楽しんでこそいい作品に仕上がるということです」
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