Q：『再婚ゲーム』に出演した理由を教えてください。

「私が演じたチェ・ユソンは自身が手に入れたいものを積極的に攻略するのではなく、何を考えているのかよく分からない人物です。かなりの知識人という部分が魅力的でした。このキャラクターをどのように表現できるのか気になり、ぜひ一度挑戦してみたいと思いました。

目的と目標がはっきりとしているキャラクターであり、AからZ、それ以上に数多くの手段を考えて生きる人物です。欲望の末が分からないので、より面白い人物だと思います。どこへ向かうのかよく分かりませんが、次のステップを考えて、作っていく人物なので面白いです」

Q：演技する時に何に重点を置きましたか？

「その人の何が足りないのか、何が強みなのかなど人を見抜くことができる人物であり、感覚的に生まれ持った才能です。完璧で隙のない女性だと思ったので、細かい設定をしました。

髪、着こなしなど完璧でないといけない人物なので、身だしなみに一寸の乱れも許さないように気を付けました。統制と計算の中で過ごす人物として、品のある行動を重視して考えました」

Q：Netflixシリーズに出演してどうでしたか？

「『再婚ゲーム』公開されてから、勇気を出して夫と一緒に見ました。Netflixのロゴの後ろに私の姿が登場し、とても不思議でした。

私は自分の作品をあまり見ないのですが、完成したドラマを見ながら監督と多くのスタッフの方々がどれほど尽力したのかが感じられ、その部分がとてもありがたかったです。

夫も『頑張った、お疲れ様と言ってくれました。面白い作品ができあがったので、心配せず気楽に視聴者がどのような反応を見せるのか見守ってみよう』と言ってくれました。

子供も不思議そうにしていました。Netflixに私が登場するので『ここにお母さんがいる』と不思議そうに言っていました。（ドラマの視聴可能年齢が）15歳以上なので視聴はできませんが、そのような反応が私にとっては大きな思い出になるエピソードです。友人からいい反応を聞いた時、とても嬉しかったです」

Q：普段は舞台で活躍されていますが、ドラマ撮影はいかがでしたか？

「キム・ヒソン先輩、キム・ミギョン先輩と一緒に演技する機会ができて、カメラの前でその役になりきる瞬間を直接目で見て感心しました。

舞台は長時間一緒に2～3ヶ月ずつ練習し、息を合わせていく過程があるとしたら、メディアでは長時間息を合わせる時間は少ないですが、瞬間的な集中力と没入度が必要です。自由自在にスイッチが切り替えられることがどれほど重要かを学びました。こういうノウハウや技術についてたくさん学びました。

また『再婚ゲーム』は先輩方、同僚俳優まで、とても素敵な人々に一作品で多数会うことができたというのが、大きな幸運でした」

Q：役を選ぶ基準はありますか？

「舞台でも一つの役に固定化したり、限定されず、様々な役を選びました。メディアでも幅広い役に挑戦したいというのが私の欲です。私は元々自尊心が低く、あまり自分を出せていませんでしたが、最近は自信を持てるようになりました」

Q：女優としての目標はありますか？
「舞台はもちろん、メディアでもたくさんお会いしたいです。かっこよくて、強いキャラクターもいいですが、自然な人物を演じてみたいです。スペクトラムが幅広い女優であることを知らせられたらいいと思います。

私はアクションも好きで、ジャンルや時代に関係なく様々な作品に挑戦したいです。そうやって歳月の流れに合わせてかっこよく老いていく女優でありたいです」

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