ニュース コラム グッズ 来日情報 お問合せ

全コーナー一覧

サイトマップ

▼検索したいコーナーをお選びください。

STAR INTERVIEW

パク・ヘイル「シナリオはまるで地図のようだった」

(全1ページ)
Q:シナリオを受け取ったとき、どう思いましたか?また、監督は映画『徳恵翁主』のキム・ジャンハンのキャラクターを参考にしたと言っていましたが?

パク・ヘイル「シナリオはまるで地図のようだった」

「初めてシナリオを受け取った時にしっかり読み込みました。キャラクターに対しては難しい問気持ちよりも、その人物になってみたいと思うほどセリフが魅力的でした。

徳恵翁主』の時には、その時代にぴったりなクラシックな口調を使っていて、品位のあるキャラクターだったので、その姿をヘジュンのキャラクターにも活用されたようです。そのおかげか、ヘジュンの文語体の口調が難しいとは感じることはなく、魅力的に演じたいという好奇心が強く湧きました。

刑事というキャラクターと口調が衝突しますが、それがより魅力的ではないかと思います」

Q:初めての刑事役でしたが工夫した点などはありますか?

パク・ヘイル「シナリオはまるで地図のようだった」

「(監督が)既存の刑事ドラマとは異なる姿を見せようとしていました。品があり、職業に対してプライドがあるキャラクターでしたが、ソレに出会ってヘジュンの感情は揺れ動き、彼のすべてが変化する興味深い地点が生まれるため、刑事役をうまく表現したいと思いました。

キャラクターの構築から後半に進むほどに、ヘジュンの感情と最後の海辺まで続く状況についての表現、遠回しで冷たい雰囲気の感情表現、それらが上手く表現できず少し苦しかったです。僕が成し遂げなければならない課題でした」

Q:シナリオを見て驚いたそうですが、理由を教えてください。

「ナビが最適な経路を知らせてくれる地図のようでした。少なくともそれだけでもうまく表現したいと思い、撮影に挑みました。

タン・ウェイさんも細かく書かれたシナリオとコンテに不思議がっていましたが、僕も驚きました。タン・ウェイさんはこの方式を中国の映画界にも知らせたいと言っていました。韓国の映画製作方法で使われる魅力的な方法だということを、僕も新たに知りました」

Q:パク・チャンウク監督とは、初めて撮影したそうでしたがいかがでしたか?

「監督は僕がこなす演技について細かい部分を指示してくださり、僕も監督が望むものを自然に表現してみたいと思いました。監督の演出は、一瞬一瞬に捕らえられる俳優の眼差しと表情が、一つの鍵となり事件の話を解いていく核心ポイントになる、というのが一味違った経験でした」

Q:タン・ウェイさんとは言葉の壁はありましたか?

パク・ヘイル「シナリオはまるで地図のようだった」

「コミュニケーションに対する悩みがありましたが、心を開いて僕という俳優を迎えてくれて感謝しています。『別れる決心』は捜査劇という枠内にあるため、尋問室という狭い空間で集中して演技するシーンがかなりありますが、そのような部分を撮影する際にお互いの微細な感情や呼吸を感じながら演じました。

相手が撮影する時のリアクションを誠実にしてくれる態度は、一人の俳優だけが上手くてもできるわけではないです。そのような部分も情熱的に演じてくださったことが記憶に残っています。タン・ウェイさんが韓国語の台本、中国語の台本、英語の台本の3冊を見ながら作品の準備をしていました。

僕に言った初めてのお願いは、ヘジュンのセリフを韓国語で録音してほしいということでした。そうするとこの作品を演技するうえで役に立つと思うと仰ったので、僕ができる範囲で録音をしてあげました。そのついでに僕も中国語の録音をお願いしたいと提案すると、丁寧に録音をしてくれました。僕もそれを聞きながらヘジュン役の準備し、作品のトーンも掴んだ記憶があります。なのでとても有難かったです」

Q:最後に一言お願いします

「パク・チャンウク監督のこれまでの作品が観客の近くで感情のスクラッチを出すトーンだったとしたら『別れる決心』は2人の俳優が呼吸し、細かく視線を交わし、何を話すか気になってのめり込んでしまような作品です。

久しぶりに観客の皆さんに映画を紹介するので、緊張する部分もたくさんありました。でも“そうだ。これが僕の仕事だ”と思い、嬉しかったです。映画に出演するたびに称賛してもらえることもあり、残念だと話してくださる方々もいますが、それがすべて結果的には薬になる話です。今回もどんな反応があってもすべて受け入れたいと思います」

(c)STARNEWS
(1/1ページ)
≪前へ
次へ≫