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STAR INTERVIEW

イ・ギウ、御曹司イメージから抜け出したい?「本当の僕はク氏と変わらない!」

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イ・ギウ、御曹司イメージから抜け出したい?「本当の僕はク氏と変わらない!」

俳優イ・ギウに会ってみて感じたこと。それは、彼に対して先入観を持っていたということだ。

身長は190㎝近く、モデルのようなスタイルにイケメン、というイメージが主に配役を通しても感じられる。“財閥の室長”というイメージがぴったりな彼だが、実際のイ・ギウは人間らしく、ワインよりも焼酎が似合う現実的な人物だった。

もちろん、これらの事実はイ・ギウのファンならよく知っている事実であろう。

今回、JTBCドラマ『私の解放日誌』と関連したインタビューを行った。

同作品は、田舎臭い三兄弟の愛おしく幸せな生活を描いた作品。ヨム・チャンヒ(イ・ミンギ)、ヨム・ミジョン(キム・ジウォン)、ヨム・ギジョン(イ・エル)の現実的なストーリーと、ヨム・ミジョンとク氏(ソン・ソック)の恋愛物語などで人気を得た作品だ。

イ・ギウが演じたチョ・テフンは、ヨム・ミジョン(キム・ジウォン)の同僚であり、離婚後に2人の姉と共に子どもを育てるシングルファザー。チョ・テフンはその後ヨム・ギジョン(イ・エル)と恋愛もし、存在感を示した。

「今はもう視聴者の立場になってしまっていて、16話で終わるということがすごく寂しいです。響きを感じ始めての終わりという感じがしました。

これまでは、僕が出ているところは面白くて、出ていないとそうじゃない、ということがよくあったのですが、今回は反対でほかの役者さんの演技を見る楽しみがありました。解放されたくなくて、そこにずっととどまりたいと感じたくらい、物語がすごく面白かったです」

彼はこの作品で人気を得たク氏(ソン・ソック)についても魅力にどっぷりはまったと語る。

「ク氏のおかげで人気になったなと思いました。すごく格好良くて、よれよれのTシャツに焼酎の瓶で女心をわしづかみにできる魔力が、男としてすごく惹かれます。ク氏以外にも三兄弟の物語が多くて、エピソードも僕らのリアルな感じが詰まっていて、共感できました」

イ・ギウ、御曹司イメージから抜け出したい?「本当の僕はク氏と変わらない!」

イ・ギウはチョ・テフンと自身の実際の性格とが全く違ったために、悩んだと語った。

「チョ・テフンは僕と全く違う人物でした。僕のMBTI(心理学的な選好を示すことを目的とした、内観的な自己申告型診断テスト)はE(外向型)なのですが、登場する方はI(内向型)の方が多いです。なのですごく興味がありました。Iの友人らはとても共感できたと。僕もキャラクターをIとして作り上げようとしましたし、Eの感じが出そうになったら監督が指摘してくださり、チョ・テフンに戻って演技ができるよう意識しました。そして自然と口数が少なくなっていきました(笑)。

そのうち、むしろその方が楽に感じるようになり、話しかけないでほしいなと思うまでになりました。そうしてチョ・テフンになっていきました。感情を表現するとき必須の言葉もテフンは言わないので、それが悩みとなり、監督と話し合いました。結論的に『君から見ておかしな態度に見えるかもしれないが、こういうタイプは多い』と聞いて、迷わず演じました」

イ・ギウ、御曹司イメージから抜け出したい?「本当の僕はク氏と変わらない!」

俳優として20年目となったキャリアを振り返り、俳優としてのイメージに対する率直な気持ちを語ってくれた。

「イ・ギウは背が高いと思われている方が多いですが(笑)、そういうものから解放されたいですね、まず。20年近く財閥家の息子のようなキャラクターばかり演じてきました。人気は出ましたが、実際はク氏よりも緩く、不愛想な性格です。これからはそんな本当の姿で演じてみたいですし、テンプレとなってしまった自分のキャラクターから解放されたいです。芸能人という派手な印象から抜け出すためには、強くなる必要があると思っています。弱くなればなるほど、殻に閉じこもってしまうので、弱さから抜け出したいと自分の解放日誌に書きたいです。デビューして20年が経ったことも実感できていませんし、『ラブストーリー』という作品でデビューし、出演してきた作品全てを覚えていて、20年目を送っている感じが全くしないです。これからが僕の人生にも重要な時期になるかもしれないですし、さらに意味のある作品に出演したいです」

(c)STARNEWS
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