IU、未婚の母親役に挑戦!撮影中、歌手ならではの悩みも?!
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27日、フランス カンヌで第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門ノミネート映画『ブローカー』(監督 是枝裕和)公式インタビューが行われた。
IU(イ・ジウン)は、是枝裕和監督の映画『ベイビー・ブローカー(以下、ブローカー)』に母親役として出演。
彼女はこの日、インタビューでカンヌ国際映画祭に参加した感想を伝えた。
ドラマ『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』を観てIUをキャスティングしたという是枝裕和監督。
IUの歌が聴きたくて劇中に子守歌を歌うシーンを入れたということに関し、IUは「すごく緊張しました。台本読み合わせの時も練習しましたが、それでも緊張して、そのシーンが近づくにつれ心臓がドキドキしました。私の子守歌に期待されているだろうし、どう歌おう、ビブラートを入れなきゃかなと考えたりもしました」と笑った。
「台本読み合わせの時に歌ったら、先輩たちがとても気に入ってくれて。本番はすごく緊張しました。できる限り意識せず、歌謡曲じゃないように歌おうと努力しまた」
―劇中クライマックスシーンの一つ「生まれてきてくれてありがとう」というシーンについて
「そのシーンが重要な場面だということは、最初から感じていました。後半に撮影したため、現場にも慣れてきたころだったので実際にそう感じた部分もありました。初めに台本を読んだときは悲しそうにセリフを言わなくちゃと思ったのですが、撮影を重ねるうちに“悲しそうに演技する必要はない、堂々としなきゃ”という考えになり、現場でも自然に演じることができました」
―カンヌ入国当初からレッドカーペットイベントまで、多くのファンが集まったことについて
「私自身も想像していませんでした。レッドカーペットの時もファンの方が私のCDを持ってきてサインしてと言ってくれて、ドッキリかと思ったくらいで」
―『ベイビー・ブローカー』公式上映後、涙ぐむ姿を見せたことについて
「感動しましたし、こみ上げてくるものがあったのですが、目頭が熱くなりはしませんでした。自分の身体だからよくわかるのですが、目には何の変化もなかったです(笑)。感動して思いがあふれたのは事実でした」
―『ベイビー・ブローカー』にて、主演女優賞候補に取り上げられたことについて
「その内容は直接見たのではなく、関係者の方に教えてもらいました。翻訳されたのをいくつか見たのですが、嬉しくなりました!韓国でも好評だったらいいなと思います」
―カンヌ国際映画祭参加について
「昨日は本当に実感が湧きませんでした。目を開けたらここにいて、立てと言われて立ったら、いつの間にかあっちにいたりもして。私の人生でこんな日を迎えることができるとは思いませんでした。長い間活動をしてきて、多くのことを経験してきましたが、昨日は本当に特別な1日でした。ただ、緊張して戸惑ってしまったので心から楽しむことはできなかったように思います」
『ベイビー・ブローカー』は、先月26日にカンヌにてワールドプレミアで上映され、上映後カンヌ国際映画祭で最高作品のうちのひとつだと好評を受けた。
同作品は韓国で、6月8日より公開されている。
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