チ・チャンウク、“ハウル”に似せた?監督からのディレクションに「どうやって演じるんだよ」
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俳優チ・チャンウク(35)が、ネットフリックス『アンナラスマナラ -魔法の旋律-』出演について語った。
同作品は、夢を失くした少女ユン・アイと、夢を強要されている少年ナ・イルドゥンの前にある日、ミステリアスな魔術師リウルが現れ、巻き起こる物語を描くファンタジーミュージック作品。
「ウェブ漫画の実写化だったので、負担はありました。多くの方に愛された作品であり、画面で具現化するのが難しそうな作品だったので。ウェブ漫画では、リウルはモデルのように素敵な人だったのでどうしようと思いましたが、ウェブ漫画と全く同じにするより、僕に合う、最適化したリウルを作ろうと思いました。監督と会議したときも原作のようにいくかどうするかを一番話し合いました。いろんな意見が出ましたが、僕も監督も原作のままいくより、本質を壊さない線で僕らのシリーズを作ろうという意見で一致しました」
―作品への満足度について
「ご覧になった方にとっても、100%満足はないと思っています。僕は僕なりのリウルを作ろうと頑張りました」
チ・チャンウクが演じたリウルを見た視聴者は「ジブリに出て来そうなビジュアル」と評価し、「『ハウルの動く城』のハウルのようだ」と語った。
「正直、照れくさいです。『ハウルの動く城』は僕も見ました。それと、監督の意図した演出で、撮影の時キャラクターの話しをすると監督はいつもハウルの話しをされました。そのたび僕は“どうやってハウルを演じるんだよ”と思っていました。監督の言うままにハウルに似せようとはしたくなかったのですが、キャラクター自体が似ているところがあったように思います」
―作品内容について
「すごく童話のようで、温かい物語なのですが、台本を読んだ時から僕の話のように感じていました。幼いころに感じた、貧しさ、お金、夢などについて考えていたことをもう一度思い出しました」
彼の幼い頃はどうだったのだろうか。
「平凡に育ったとも言えますし、大変な幼少期だったともいえます。早くに父が亡くなってしまい母と2人だったのですが、喪失感もよく感じました。現実は厳しいということを早くから悟っていました。なので小さい頃のことを考えると、憂鬱さがあります。ですが母の愛情のおかげでそれらを乗り越えてこれたと思っています。常に面倒を見てもらっていた母が、ある瞬間から逆の立場になり、責任を持たなくてはいけない立場になった瞬間、大人になったなと感じました」
『アンナラスマナラ -魔法の旋律-』は6日にネットフリックスで公開がスタートした。
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