『ゴースト・ドクター』キム・ボム「憑依の演技、危うく三流コメディーに…」恥ずかしさこらえて演じた撮影エピソード♪
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キム・ボムはドラマ『ゴースト・ドクター』終了インタビューに答えてくれた。
同作品は、神がかった医術を持つ傲慢な天才医師と、使命感のない七光のレジデントの、背景も実力も両極端な2人の医師が体を共有しながら繰り広げるメディカルストーリーだ。
彼は今回の作品に対し「ファンタジー要素があり、スンタク(キム・ボム)は漫画のようなキャラクターでした。明るく軽快な役を演じたいと思っていたところだったので、ありがたいことに制作陣の皆さんが僕を信じてくださり、出演が決まりました」と出演理由を明かした。
序盤、コ・スンタクは医師としての使命感もないが、他人に対する配慮や礼儀もない、憎たらしいキャラクターだった。キム・ボムはどんなコ・スンタクの姿を想像して演じたのだろうか。
「序盤、スンタクは子どもっぽくて医師としての使命感もなかったですが、僕のキャラクター解釈は、早い段階でそんな子供っぽい姿から成長し、他人への配慮だったり医師としての使命感もできていく、でした。心の傷によって、仮面を作って生きてきた人物なので、配慮がないというのも理解できなくはなくて、空気も読めないところがありますが、ストーリーの進行とともに変わっていきます。僕のもつ仮面で表現していこうと思いました」
この考えのためか、コ・スンタクには憎めない魅力があった。実際、キム・ボムと似ているところはあったのだろうか。
「最近MBTIがよく話題になりますよね。それでいうとスンタクはE(外向型)で、僕はI(内向型)なんです。そこが一番違うところですね。自分では、早い段階で物心がついたと思っているのですが、そこは似ていると思います」
医療ドラマで、コ・スンタクは天才医師チャ・ヨンミン(RAIN)に憑依される胸部外科レジテント。位置的に手術シーンは必須だった。
これにより演技に難しさを感じたという。
「普段も代役は使いたくなくて自分でやるタイプなんです。手術シーンを見て“絶対に違和感を感じさせたくない”と強く思い、大学病院などに行って専門医にインタビューもしましたし、実際に実習もしました。ですが2か月でできるようなものではなく、実際に医師の方の力を借りました。コロナ禍もあって、簡単に病院を訪問できるわけではなかったため残念でした」
ドラマではCGが多用されたが、コ・スンタクとチャ・ヨンミンを行き来し、憑依するシーンを演じる時はどうだったのだろうか。視聴者らは新鮮さと面白さを感じただろうが、演技する立場では大変な部分もあったことと思う。
「面白かったです。小さい頃、テレビでよく“ピョン”と消え、“ピョン”と現れるような、そんなのがあったじゃないですかそれを実際にドラマでやった感じでした。最初は恥ずかしいこともたくさんあって、スタッフの皆さんが僕を見てクスクス笑うので、僕が集中力を切ったら三流コメディになってしまいそうでした。憑依されスンタクになるところでは、自分をただ信じるしかなかったです」
『ゴースト・ドクター』は3話で視聴率5%を超え、持続的に4~6%を維持した。それができた、この作品だけの魅力は何なのだろうか。
「視聴率も目に見える指標ですが、僕は一喜一憂する立場にないと思います。良い結果ですが、それよりも撮影中に気づいてくださった市民の方に『ゴースト・ドクターだ!今後の展開はどうなるんですか?』と聞かれた時の方がグッときました。小さな子がサインをもらいに近付いてきてくれたのですが、すごく久しぶりで嬉しくなりました。撮影でコメディをしたのも久しぶりで、このドラマは笑って、気軽に見れる作品だと思うのでそこが魅力ではないかと思います」
キム・ボムが演じたコ・スンタクは、チャ・ヨンミンに憑依される。そのため、彼は実際にRAINの行動や話し方を見て練習したという。
「序盤にRAIN兄さんを撮影がないときも見ていました。歩き方、普段の立ち姿、話す時のジェスチャーなどを一人でこっそりメモしていました」
彼らのブロマンスが素晴らしい作品だった。チャ・ヨンミンの魂が体に入ったコ・スンタクを演じるためには互いに話し合い、親しくなる必要があったと思うが、そこの努力はあったのだろうか。
「(RAINは)接しやすい先輩なのですぐ親しくなりましたし、楽しかったです。兄さんが作り出したヨンミンですが、僕は1人2役ではなく、兄さんとの2人1役の気がしました。2人で作り上げたキャラクターなので、作り上げる過程が楽しかったです。笑ながら撮影しました」
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