“キム・テヒの弟”イ・ワン、そう呼ばれることに対する負担は?「キム・テヒの弟は良いですよ!」
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俳優イ・ワン(37)が6年ぶりにスクリーン復帰を果たした。映画『映画の街』(監督キム・ミングン)で主人公ドヨン役を演じたイ・ワンは、久しぶりに映画インタビューに参加。
『映画の街』は、映画のロケーションマネージャーと監督として釜山(プサン)で再会した元恋人のソナとドヨンの、終わったはずなのに終わってないかのような恋愛映画だ。イ・ワンは『ノーザン・リミット・ライン 南北海戦』以来6年ぶりのスクリーン復帰となる。
―6年ぶりの映画はいかがでしたか?
「(空白期間が)こんなにも長かったとは知りませんでした。ただ、やってきたことを続けている感覚です。周りの人から久しぶりだと言われて気付きました」
―空白期間が長くなった理由を教えていただけますか?
「台本を読んでも自信がありませんでした。僕にちゃんとできるのかという不安が大きく、自信が足りませんでした。周りの人からはやってみるよう言われましたが、僕自身が作品の選択に時間がかかってしまって。今まで出演してきた作品のように、共感ができる、こうやって表現するべきだと感じられるキャラクターを探しているうち、長くなってしまいました」
―『映画の街』を選んだ理由を教えてください。
「この映画は、釜山が背景なので方言を使います。そこで、方言の演技を一度もしたことがなかったので挑戦してみたいという気持ちで選択しました。僕は蔚山(ウルサン)出身なので、家族の間では時々方言を使います。共演したハン・ソナさんは釜山出身なので、方言が自然でした。僕にとってハン・ソナさんは、演技よりステージで歌って踊っているイメージが強かったです。ですが一緒に演技をしてみると、演技に対する欲がとても強く、上手でした。この映画は、ハン・ソナの再発見と言えるくらいぴったりだと思います」
2004年にドラマ『天国の階段』でデビューしたイ・ワンは、経歴18年の俳優だ。また、女優キム・テヒの弟でもあり、プロゴルファーであるイ・ボミと結婚した後は、妻と行動を共にする姿で大きな関心を集めている。さらに姉の夫は歌手RAIN(ピ)だ。妻と姉、姉の夫まで有名なため、そういう面で注目を集めることは俳優として残念ではないだろうか。
「多くの方からそのようなことをよく質問されます。キム・テヒの弟と呼ばれることが嫌じゃないのかと。僕はポジティブな性格なので、どんなことでもプラスに考えるようにしています。姉がキム・テヒであることは事実です。姉がキム・テヒなので良かった点の方がはるかに多いです。なので、僕はこういう質問を受けると『姉がキム・テヒだとむしろ良くないですか?』と逆に訊ね、良いことしかないですよと話します(笑)」
―RAINさんのYouTube「Season B Season」はご覧になっていますか?
「時々見ています。すごくおもしろいので、僕も出演してみたいのですがまだオファーはありません(笑)」
―ご結婚後初の作品で恋愛映画に出演されました。奥様は何か言っていましたか?
「妻は刑事映画、ホラー映画への出演を望んでいるようです。なので危うくこの映画に出演できないところでした(笑)。『映画の街』を撮影していた時はまだ妻と恋愛中で、昼夜を問わず働く姿を見て演技は大変そうだと言っていました」
―今年結婚2年目を迎えられますね。
「結婚2年目ですが、妻は現役プロゴルファーなので日本で活動しています。一度行くと3~4ヶ月滞在するので、離れている時間が長いです。長所と短所がありますが、いまだに恋愛している感覚で、会いたくなりますし、会えるととても嬉しいです。結婚後、生活パターンを妻に合わせているので、早寝早起きして健康になりました。一生を共にする自分の味方がいると思うと、安心します」
―夫婦でのバラエティ番組出演の計画はありますか?
「今は妻がツアー中なので難しいですが、今後やってみたいです。妻の引退後に一緒に挑戦したらおもしろそうですし。妻は陽気でおもしろく、リアクションもいいのでテレビにぴったりなタイプです」
久しぶりにスクリーン復帰したイ・ワンが「キム・テヒの弟、RAINの義理の弟、イ・ボミ夫」ではなく、俳優イ・ワンとして観客に楽しさを伝えることができるか注目が集まっている。
写真=cinesopa、STARNEWS
記事=STARNEWS
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