イム・シワン、演じながらシン・セギョンにときめき「キャラクターを考えるだけで恋した気分に」
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「作品を選ぶ基準は、常に違います。作品がくれるメッセージ、共演する役者が選ぶ基準の時もありましたが、最近は社会に良い影響を与える作品かどうかが重要になっています。こういった個人的な欲と、良い作品であればためらうことなく出演しなくてはいけないという役者としての考えが対立するので、バランスを合わせながら選んでいます。僕は未来が気になる役者として皆さんの心に残ってほしいです。次の作品と次の演技はどんなものを見せてくれるのかと期待させる俳優として」
俳優イム・シワンは5日、JTBCドラマ『それでも僕らは走り続ける』の放送終了の感想を書面インタビューで伝えた。
『それでも僕らは走り続ける』は、同じ韓国語を使いながらもコミュニケーションが困難な時代、お互い異なる世界に暮らしていた人々がそれぞれの言語でコミュニケーションをとり、関係を結び、愛に向かって“ラン・オン”する恋愛ドラマ。陸上短距離選手のキ・ソンギョム(イム・シワン)と、映画翻訳家オ・ミジュ(シン・セギョン)、スポーツエージェンシーの代表ソ・ダナ(スヨン)と美大生イ・ヨンファ(カン・テオ)がカップルになった。
イム・シワンは、ドラマの中で陸上短距離の韓国代表キ・ソンギョム役を演じた。キ・ソンギョムは優れた技量とハンサムな容姿、国会議員キ・ジョンド(パク・ヨンギュ)とトップ女優ユク・ジウ(チャ・ファヨン)の息子、ゴルフの女王キ・ウンビ(リュ・アベル)の弟で。他人の目にはすべてを兼ね備えているように見えるが、荒んでいて寂しい内面を持っていた。彼はオ・ミジュと愛という感情を通じて新しいものを見つけ、気付く成長過程を見せた。
イム・シワンはここ数年間、映画『兄思い』『ワンライン』『名もなき野良犬の輪舞』『非常宣言』『ボストン1947』、ドラマ『他人は地獄だ』などに出演し、ジャンル物(家族、恋愛、青春から外れた特定ジャンル)で演技力を立証してきた。
そんな彼が今回は『それでも僕らは走り続ける』を通じて、ファン待望の恋愛ドラマに出演。
―久しぶりの恋愛物でしたが、いかがでしたか?
「ジャンルが与える良い点が多いことを知りました。愛という単語が与えてくれる、さまざまな感情を作品で間接的に感じられることが最大の魅力だと思います。本当に不思議な体験でした。“ドラマに登場する人物のために考えるだけでも、恋をした時に分泌されるエンドルフィンやホルモンが作用するのか”と思いました。そうやって感じるままに作品に取り組んだ気がします」
―陸上選手としての姿を披露するために、どのような準備をされましたか?
「選手役の俳優たちと一緒に姿勢や呼吸法など、基礎からハードなトレーニングをしながら準備しました。インターバルトレーニングのような強度の高いシーンもあり、実際の選手のように見せるために姿勢から、使用する筋肉まで入念にチェックし、準備しました。マラソンを学んだことはありましたが、基本原理が正反対なので最初から学ぶ気持ちで準備していきました」
―キ・ソンギョムの“善意のキチガイ”のような姿、ミジュとのロマンス、家族との葛藤など、さまざまな感情を表現されました。ご自身とソンギョムで似ている点はありますか?
「正直でまっすぐな姿は僕とある程度似ている気がします。みんなが走る時に一人走らないのは、大きな勇気が必要だと思いますが、誰かが『ソンギョムのようにできるか』と尋ねたら、僕の答えは『いいえ』です。正義において大胆さをのぞかせる姿を学びたいです。そのような点が僕とは違う気がします」
―シン・セギョンさんと恋愛ドラマの相手役で共演した感想を聞かせてください。
「(シン)セギョンさんが作ったミジュというキャラクターは、愛せずにはいられないキャラクターです。何かを意図して表現するよりはキャラクターに集中して演じましたが、自然と良いケミ(相手との相性)が生まれたのだと思います」
―スヨンさん、カン・テオさん、イ・ジョンハさんとの共演はいかがでしたか?
「スヨンさんは普段からキャラクターに没頭していました。そんな努力のおかげで、ソンギョムとダナのシーンではケミが際立ったのではないかと思います。(カン)テオさんはものすごくラフな演技スタイルなので、現場であれこれ試しながら楽しく撮影した記憶があります。
(イ)ジョンハさんは、現場経験があまりなかったにも関わらずプレッシャーに打ち勝って、本人が準備した演技を完璧に演じ切っていました。成長の可能性が無限にあると思います」
―次期作の予定はありますか?
「今年は映画『スマートフォン』の撮影が控えています。楽しみにしていただけたら嬉しいです。何より、『それでも僕らは走り続ける』を見てくださり、応援してくださった皆さんに感謝しています。イム・シワンの役者、及び歌手活動はこれからも“ランオン”する予定です。今後、様々な作品と活動でお見せする姿に期待していてください。コロナ禍がいつかは必ずおわるので、その時まで明るい気持ちと精神で、みんなで乗り越えられたらいいなと思っています」
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