ニュース コラム グッズ 来日情報 お問合せ

全コーナー一覧

サイトマップ

▼検索したいコーナーをお選びください。

STAR INTERVIEW

一人娘の母キム・ヒソン、今でも変わらぬ美貌を保つ秘訣…「鈍感な性格も一役買っている」

(全1ページ)
一人娘の母キム・ヒソン、今でも変わらぬ美貌を保つ秘訣…「鈍感な性格も一役買っている」

「正直、(ドラマが)なかったらこんな風にインタビューの要請はしてないですよね?ハハハ」

映像インタビューを通じて会った女優キム・ヒソンは、始終一貫して愉快だった。

SBS金土ドラマ『アリス』を終え、演技に対する物足りなさに涙まで流したという彼女は「それでも記者の方々からインタビュー要請が来たということは、少しは良い演技ができていたということですよね」と即座に大笑いを炸裂させた。

「いつも作品が終わるとほっとする一方で名残惜しいのですが、今回はとても後悔しました。終わってからたくさん泣きました。もっと上手くやれたのに…自分に残念さを感じました。なぜか私のせいで、他の方々も損をしたような気がしました。ですが、良い経験で美しい挑戦だったと思います」

『アリス』は彼女にとって、さまざまな面で新しい挑戦だった。韓国ドラマではまだ見慣れないヒューマンSFジャンルの上に、キム・ヒソンはしっかり者の物理学者“ユン・テイ”と、強い母性愛を持つ時間旅行者“パク・ソニョン”の一人二役を消化した。

今回の作品を通じて、20代から40代まで幅広い演技を見せたが、彼女はこの上なく惜しい表情だった。

「(パク)ソニョンを演じて扮装とスタイルを変え、(ユン)テイ役を演じるべきなのに、まだ心にソニョンが残っています。テイに切り替える準備ができずにいましたが、制作の条件上、3~4時間以内に撮影を終わらせなければなりませんでした。時間がもう少しあれば、さらに熱心にテイを演じて、ソニョンに集中できたのに…自らの役に対して惜しい気持ちがあり、不満があったようです」

一人娘の母キム・ヒソン、今でも変わらぬ美貌を保つ秘訣…「鈍感な性格も一役買っている」

視聴者らの反応はどうだろうか。1人2役を卓越な演技力でこなした彼女について、前向きな評価ばかり寄せられている。後半に行くほどにタイムスリップとパラレルワールドが複雑に絡まったストーリー展開で作品の力は失くしたが、キム・ヒソンの変わらない美貌と堂々たる演技力は、断然際立っていたと評価されている。

劇中20代の大学生ユン・テイに扮した彼女は、1999年に放送されたドラマ『トマト』の中のキム・ヒソンを思い起こさせるビジュアルで視線を集めた。20年前のキム・ヒソンを召喚させたかのような童顔の彼女には「キム・ヒソンが『トマト』の時にタイムスリップした」と感嘆の声も。

「すごく嬉しいです。すべて終了したのでお話しできるのですが、CGの力も借りられるので、大学生の見た目にも簡単にできるわけです。それなら、だいたい5歳くらいは若く見えますよね?ですが20代の時と今の私の声はあまりにも違っていて(笑)。“ずいぶん年を取ったんだな”と、現在の自分をよく知ることができました。これからさらにトレーニングして、管理しなくちゃですね」

一人娘の母キム・ヒソン、今でも変わらぬ美貌を保つ秘訣…「鈍感な性格も一役買っている」

『アリス』は、死によって永遠に別れることになった男女が、時間と次元の限界を越えて魔法のように再び会うことになるところから始まる物語だ。キム・ヒソンは今回の作品において、俳優チュウォンと母と子の関係で共演した。

キム・ヒソンはチュウォンについて「誠実で優しい子です。普通男性は軍隊に行くと“サンナムジャ(男らしい)”の雰囲気になりますが、彼は言葉が美しくして愛らしいです。10年前に知り合って今も付き合いのある友人のようでした」と話した。

彼女はチュウォンとの撮影前にあった、記憶に残っているエピソードも明かした。

「チュウォンさんがキャスティングされる前に監督と食事する機会があったのですが、参加したいと言ってあたふたとトレーニングウェアを着て来ました。キャスティングされる前の席に参加したいという俳優が、果たして何人いるだろうかと思います。もちろん私とお酒を飲んで半分以上は寝ていましたが(笑)。そんな誠意にとても感謝でした」

劇中、恋人の仲として登場した俳優クァク・シヤンについては「ハッピーウイルス」と褒め称えた。

「私がつまらない冗談を言っても笑い転げる人です。そのうち“どうすればこの人をさらに笑わせられるだろう?”と考えるようになっていました。芸人でもない私が冗談を言うようになっていて、一緒にいると周囲のすべての人が一緒に幸せになる人物です」と伝えた。

キム・ヒソンは、1987年生まれであるチュウォンと10歳差だ。チュウォン(パク・ジンギョム)の母親として登場するには多少無理があるように見えるが、キム・ヒソンは母性愛の強い母親のキャラクターに完璧に没頭して、視聴者の好評を得た。

「こんなに大きな息子を持つ若い母親もいいじゃないですか?もし生まれ変わるなら、子どもを早く産んで(将来)友達のように一緒にお酒を飲みたいです。とはいえ、とても母親のようには見えないと言われてしまったらどうしようかと心配はしましたが、杞憂でした。本当に高校生の息子がいる母親のように見えました(笑)」

一人娘の母キム・ヒソン、今でも変わらぬ美貌を保つ秘訣…「鈍感な性格も一役買っている」

1977年生まれのキム・ヒソンは、2007年に結婚し、小学校5年生の娘がいる。一緒にドラマも見たり、友人のような仲だそうだ。

『アリス』のようにタイムスリップできるなら、幼稚園か小学生に戻りたいと語るキム・ヒソンは「勉強もせずに、骨が折れるほど遊びたい」と明かした。

40代にさしかかった一人の娘の母だが、変わらない美貌を誇る彼女の美しさを維持する秘訣は何なのか。

「生まれ持ったものは10年前にすべて使い切りました(笑)。大きな原因はストレスだと思っています。私は性格が鈍い方なので、それがある時は短所になりえるのですが、悪いことが起こったときには鈍いことが大きな長点となるんですよ。お酒もストレスを解消するのに一役買います。撮影に入っている期間は、運動でストレスを解消するには時間がなさすぎるんですよね。少しの時間でストレス解消するには、お酒しかないです(笑)」

1993年にSBSドラマ『恐竜先生』でデビューしたキム・ヒソンは、女優歴27年。『ミスターQ』、『トマト』、『ひまわり』等、90年代後半に様々なヒット作を通じて人気の頂点に達した彼女は、結婚後にも『アングリーママ』、『品位のある彼女』、『ナインルーム』等様々な演技をこなし、挑戦することを惜しまず、女優として成長した。

「私に一番似合う服を、その時その時着てきたという感じです。おかげで運が良いことに20年以上、この生活をしてくることができ、今は冒険もしたいし挑戦もしたいです」

次期作を決めていないが、彼女はこれからも挑戦をやめないつもりだという。

「視聴率は残念でしたが、『アリス』を愛してくださったファンの皆さんのおかげでジャンル物にも挑戦できる自信が湧きました」と語った。
「キム・ヒソンにこういう面もあったんだと言ってもらえるような役を欲していますね。もちろんすべて成功させることは難しいですが、厳しいことも言われながら続けていくことが人生の面白さではないでしょうか?これからもこれまでしてきた役と全く違うような役、ジャンルに挑戦したいですね」
(1/1ページ)
≪前へ
次へ≫