イ・ビョンホンが息子とボール遊びを…イ・ミンジョンが、ドラマ撮影中の夫と息子の様子を明かす♪
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(以下、ドラマのネタバレを含みます)
KBS 2TV 週末ドラマ『一度行ってきました』(脚本ヤン・ヒスン、アン・アルム、演出イ・ジェサン)が13日、100話を最後に放送を終えた。ソン家一家の波乱万丈な離婚ストーリーと恋愛、家族愛などを描いたこのドラマは、30%台の視聴率を記録して人気を集めた。
ソン家の次女ソン・ナヒを演じた女優イ・ミンジョンは、イ・サンヨプ(ユン・ギュジン)との結婚と離婚、そして復縁に至る過程を描き、視聴者に共感と感動を与えた。イ・ミンジョンがドラマに出演したのは、昨年2月に放送を終えたSBSドラマ『偽りのフィアンセ~運命と怒り~』以来1年ぶりだ。
久しぶりに長編ドラマに出演した彼女は、STAR NEWSと行った書面インタビューで、「またセットの家に帰らないといけない気分」と濃い余韻を伝えた。
Q:『一度行ってきました』が視聴者の好評を得る中、放送を終了しました。ご気分はいかがですか?
「久しぶりの長編ドラマ撮影だったので、緩急の調節と健康管理をしなければなりませんでした。ミニシリーズとは異なり、皆さんと一緒に作り上げていくものが多いのでおもしろかったです。長い間撮影していたからか終わった気がせず、またセットの家に帰らなければならない気がします」
Q:『一度行ってきました』を通して、以前よりも“親近感”が生まれましたが、これまで演じてこなかったキャラクターに対するプレッシャーや難しさはありませんでしたか?また、どのような女優になりたいですか?
「強そうで大雑把な一面がある姿が魅力的で、興味深かったです。もちろん俳優陣との初対面で、キャラクターにまだなりきれていない状態で撮影しなければならない点が大変でした。女優として仕事と家庭の両面でバランスを失いたくないです。もちろん、それは体力的に大変で、両方とも100点を取ることはできないですが、私の最大値を発揮するということが私の望みであり、目標です」
Q:撮影中、夫イ・ビョンホンさんの支援(コーヒーカーのプレゼントなど)もあったと聞きました。
「今回の作品に出演しながら本当によかったと思ったのが、新型コロナウイルスの影響で夫の撮影が遅延し続けたことです。同じ時期に私は撮影をしなければなりませんでした。(夫が)子どもに対して母親不在の状況で父親として心強い役割を果たしてくれました。男の子なので体を使って遊び、走り回りながらボール遊びをするのが大好きな時期なので、本当に一生懸命息子と遊んでくれました。息子の手紙を活用したケータリングカーのプレゼントもしてくれました。皆さん息子のメッセージを見て喜んでくれました。そういう点も本当に有難かったです。
新型コロナウイルスが悪化する前にセット撮影がワンシーンだけあった日、息子と一緒にセット場に来てくれました。子どもに母親が働く現場を見せることは良いという話を子育ての本で見たことがあります。母親が漠然と外出すると不安を感じるそうですが、働く姿を見せると変わるそうです。実際にあの日撮影現場を訪れてから、息子の態度が変わりました。今は私が撮影に行くと『ママ、偽物の家みたいな所に行くの?』と訊ねてきます。だから『ママが早く終わらせて遊んであげる』というと、『ママ、もっと撮ってもいいよ。面白いでしょ』と言ってくれます」
Q:周囲の反応も気になります。特に旦那様はどうでしたか?
「細かく見てくれました。良かったシーンやこんなケースだったらどうだったかという意見をくれ、家族が共感しながらドラマを見ました。友人も楽しく視聴できたと言ってくれました。不思議だったのは、友人の子どもたちの反応が非常に熱かったことです。10代の子たちがよく見てくれていたということに驚きました」
Q:『一度行ってきました』の出演選択理由は何でしたか?
「ミニシリーズや恋愛ドラマは視聴層が制限されると思います。家族みんなで一緒に見ながら話をすることができ、大人、子どもが一緒に家の中で見ることができる温かいドラマに出演したかったのですが、この作品はそういう作品だと思いました」
Q:ソン・ナヒが最近の30代、40代前半の夫婦の生活を代弁したという意見があります。
「2人が経験する葛藤や事件にその年代の人々が共感できる話が多かったので、そう言ってくださるのだと思います。嫁姑問題も、共働き夫婦の家事分担や養育分担のような問題も多く共感を呼ぶ部分でした」
Q:ソン・ナヒのキャラクターをどのように描きたかったですか?
「監督は、ナヒの序盤のキャラクターの感じで周囲の人々にストレートで粗暴な振る舞いをして欲しいと声をかけてくださいました。作家先生はナヒがお騒がせな子どもたちのせいで気苦労する両親のことを思い、離婚を切り出す時に一人で悩むくらい、次女だけど長女のような重圧感を持っているキャラクターだと言われました。2人の言葉を頭に入れ、キャラクターを確立していきました」
Q:ソン・ナヒ役を演じながら、視聴者からの大きな愛を受けましたね。
「ソン・ナヒは仕事面では本当に完璧ですが、実生活では大雑把な面が多く、私たちの周りによくいる人物だという点で共感しながら愛してくださった気がします。従順、受動的な姿ではなく、自分の意思を堂々と話して危機に陥ったユン・ギュジン(イ・サンヨプ)も助けるなど、能動的で勢いのある姿を若者は好きになってくれたようです」
Q:ドラマの中でアレックス(イ・ジョンロク役)と別のラブラインがありました。2人の男性(ユン・ギュジン、イ・ジョンロク)から同時に愛され、演技ですがときめいたのではないですか?
「2人から同時に愛される感覚ですか?当然良かったです。堂々と2人の男性から愛されることが楽しかったです。2人が私の両腕を掴むシーンで“これはいったい!?”と思いました」
Q:ドラマの中で父の生き別れた妹(叔母)の登場、妹と義弟の恋愛…本当に紆余曲折がたくさんありました。実際にこのようなことが起こったら、どのように解決しますか?
「突然存在すら知らなかった叔母が現れる部分は、特別な経験として感じる気がします。しかし、義弟が妹と交際する部分については喜んだと思います。重縁は法的に問題もないので、私はプラスに受け止めると思います」
Q:今回の作品を通して、イ・サンヨプ(ユン・ギュジン役)、イ・チョヒ(ソン・ダヒ役)、イ・サンイ(ユン・ジェソク役)など若い俳優たちが注目を集めています。先輩俳優として、共演した後輩たちが注目を集めている事に関して、格別の思いがあったと思いますが。
「まず最初に新人の子たちですが、とても演技が上手だと思いましたし、チョヒさん、サンイさんは可愛くてとてもいい子たちなので、上手くいってほしいと思っていました。なので嬉しいですし、応援したいです。
サンイさんは才能に溢れています。ミュージカルでの経験があるので、歌とダンスが上手で、一緒に演じるのも楽しかったです。
チョヒさんは『今までこんなに長い作品で、大きいシーンを任されたのは初めてです』と言っていたので、驚きました。
比重のある役割として、色んな作品で経験を積んできていると思っていたので」
Q:オ・ユナ(ソン・ガヒ役)さん、イ・チョヒさんと姉妹として演技した感想も気になります。
「オ・ユナさんは元々親しい間柄だったので、気を使う必要もなく楽でした。私は実際に姉はいませんが、周りでは姉が妹より上の立場にいるのをよく見ます。数学を教えてあげる場面では、実際にダヒがすごく緊張していました。お尻を叩かないといけない場面があったのですが、布団を被っていたのですこし強く叩いたのですが、少し青アザになってしまいました。チョヒさんは大丈夫だと言っていたのですが、とても申し訳なかったです」
Q:両親役であるチョン・ホジン(ソン・ヨンダル)さん、チャ・ファヨン(チャン・オクブン役)さんそして、義母役のキム・ボヨン(チェ・ユンジョン役)さんまで、先輩達と呼吸を合わせた感想と、記憶に残るエピソードを教えてください。
「とてもいいアドバイスをいくつもいただき、昔のお話もたくさん聞かせていただきました。先輩たちが私たちを楽にさせようと、たくさん配慮してくださいました。みなさん穏やかで、良い方たちばかりです。
チョン・ホジン先輩は本当の家族のように私たちに接してくれました。特にチョン・ホジン先輩が途中で賞を受賞された時は、10数名の俳優たちがみんな一緒に行ったのですが、その時の雰囲気が本当に家族のようでした。先輩も家族が来たみたいだと、感謝して下さいました」
Q:夫、元夫、もう一度夫となったイ・サンヨプさんとの相性も外せないですよね。
「1番多くの場面を一緒に演じなくてはいけなかったので、お互いに頼る部分が多かったです。イ・サンヨプさんが普段の時も演技する時もお茶目で、自然な部分が多いので、ロマンス演技をする時に2人の相性がとても良かったと思います。2人の顔がよく似ていて、一緒に出てくる姿を見るだけでも良いし、楽だという話をたくさん聞きました。とても気分がよかったです」
Q:まるでバラエティを見ているかのように、コミカルな演技もよく消化されていましたね。バラエティには出演されないのですか?
「“バラエティは俳優にとって、両刀の剣だ”といいますが、バラエティに対する興味も沸いています。ですが、スポーツのようなバラエティに出れたら楽しいのではないかと思っています。座って何かを話すというよりかは、何かを学べるものがしたいです。直接運動をしたり、みんな一緒に何かを学んだりする番組に出演できたら良いなと思います」
Q:劇中、ソン・ナヒが姑と深い葛藤がありましたよね。 実際のイ・ミンジョンならば、姑嫁間の葛藤はどのように解きますか?
「私は元々行き来する機会も多いし、時には実家の母より、義母を頼る時があります。息子(イ・ビョンホン)が俳優の仕事をしているからか、実家の母よりも義母の方が私を理解し、応援してくれる、頼れる支援軍です。なので劇中序盤に義母との関係に葛藤する場面が出てきますが、理解が出来なかったです。
例えば、義母が病院に来て服をプレゼントしてくれた時、私だったら『大切に着ます』と言って、受け取ると思います。それに職場まで来てプレゼントしてくれたら、とてもありがたいと思うんですよね」
Q:『一度行ってきました』が現在、今年のKBSドラマの中で全体視聴率1位ですが、ついでに「2020 KBS演技大賞」でもらいたいなと考えている受賞部門はありますか?
「実は賞よりも、皆さんに楽しく見ていただけたらそれだけで、私は満足です。もしいただけるなら、ありがたくもらいます」
Q:次期作の予定はありますか?
「まだ検討中ですが、新しいジャンルや、キャラクターに挑戦してみたい気持ちがあります。事件を解決するスリラーのようなジャンルも挑戦してみたいですし、時代劇もしてみたいです」
Q:2020年も残り3か月しかありません。残りの2020年の計画はいかがですか?
「2020年にやり残した事といえば、短い期間ではありますが、9月はちょっと休もうと思います。これまで自分を放置し過ぎました。長期間の撮影で、体力も枯渇している感じがします。なので自分の体のメンテナンスに投資する時間を設けようと思います。運動ももう一度始めないとですね」
Q:イ・ミンジョンを愛して、応援してくれる視聴者に向けて伝えたい事はありますか?
「まず長い間、ドラマをご覧いただき、ありがとうございました。週末のあの時間はゴールデンタイムじゃないですか。本放送を見てくれる方々が多くて、嬉しかったです。既存の週末ドラマとは違い、若い世代もダウンロードして見てくれていたと聞きました。本放送であろうが、再放送であろうが、ダウンロードであろうが、ご視聴いただいた方全てに感謝します。
何よりもソン・ナヒのキャラクターを愛してくれた事に感謝していますし、もっと頑張らないといけないという、気分の良い責任を背負って、良い作品で戻ってきたいと思います」
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