俳優チョン・ヘインが、ソウル三清(サムチョン)洞のカフェにて映画『始動』(監督チェ・ジョンヨル)のラウンドインタビューに答えた。
『始動』は、正体不明のおかっぱ頭のシェフであるゴソク兄さん(マ・ドンソク)に出会った、中途半端な不良少年テギル(パク・ジョンミン)と、何も考えず社会に飛び込んだ意欲満点の不良少年サンピル(チョン・ヘイン)が、現実世界を痛感する愉快な物語を描いた作品だ。
マ・ドンソクの印象
劇中、マ・ドンソクはピンクのトレーナー、短い髪形とヘアバンドを着用し、ビジュアルで視線を圧倒する。このマ・ドンソクを初めて見たチョン・ヘインの反応はどうだったのだろうか。
「初めてお会いしたとき、衝撃を受けました。できるだけ自然に、驚いていないフリはしましたが、最初会った時は怖かったです。(マ・ドンソクが)体格と腕の筋肉がすごいので、かつらをかぶった姿は滑稽というより、怖かったですかね。
先輩とのシーンは一つしかありませんでしたが、いつかまた共演できる機会が訪れると思っています」
『始動』でのキャラクターについて
彼はドラマの中で、意欲満点の反抗児サンピル役を演じた。サンピルは親友テギルと一緒なら何も怖くない。勉強でも反抗でも上手くできず苦手だが、早く社会に出てお金を稼ぎたい意欲だけは十分な人物だ。
『始動』に登場するチョン・ヘインの姿は、2018年に放送終了したドラマ『刑務所のルールブック』のユ・ジョンウの役割を思い出させる。
「ドラマ『刑務所のルールブック』の中で演じたユ大尉は序盤とても冷たい人物でした。ですが回を重ねるごとに幼稚な部分が出てきて。今回サンピルを演じる時も、チェ・ジョンヨル監督と撮影現場でたくさん話を交わした部分でした。
「サンピルを演じるためには、『可能な限り子どもっぽく』というところが重要でした。年齢が重要ではありませんでした。最大限、はばかりない姿を見せようと思い演じましたし、技術的な部分ではオーバーな感じに演じました」
自身のバラエティ番組について
チョン・ヘインは最近放送中のバラエティ番組『チョン・ヘインの歩み報告書』に出演している。放送直後、ポータルサイトのリアルタイム検索ワードの上位圏に登場し、話題を集めもした。
「自分の名前を掲げたバラエティ番組だったので、プレッシャーはありました。『チョン・ヘインの歩み報告書』に出演してから、バラエティ番組に主演する方々に畏敬の念が生まれましたね。寝るとき以外マイクを付けていたので、いろいろなところに自分の声が入っているのを聞いて違和感でした。
放送後にまさか自分の両親が話題になるとは思っていなかったです。ですが、それくらい番組を温かく見守ってくださる方々がいてくれるということは、心強いです」
彼の出演する『始動』は、韓国で12月18日に公開がスタートした。