リュ・ジュニョル インタビュー
(全2ページ)
今年、映画『ペンバン』や『お金』など、休む暇なく出演作が公開されたリュ・ジュニョルは、映画界で“安定感のある人物”として有名だ。彼は今夏、ショーボックスのテントポール映画『鳳梧洞戦闘』(監督ウォン・シニョン)の公開も控えている。
『鳳梧洞戦闘』は1920年6月、死の谷に日本の正規軍をおびき寄せ、最初の勝利を成し遂げた独立軍の戦闘を描いた映画だ。リュ・ジュニョルは『鳳梧洞戦闘』で正規教育を受けた独立軍イ・ジャンハを演じた。独立軍を率いる部隊長イ・ジャンハは、映画を通して走り回り、鳳梧洞戦闘を勝利に導く。映画の公開前から“韓国史から飛び出してきた男”と話題になっているリュ・ジュニョルに会い、映画について訊ねた。
―この映画を選んだ理由は何ですか?
「映画が持つストーリーの力やメッセージ、それらが大きく胸に響きました。そのほかにも、監督の前作が面白かったですし、監督が素敵な方だという話を聞いていたので、ぜひ一緒に仕事をしてみたかったんです」
―韓国史に登場する独立軍に似ていたため、“韓国史から飛び出してきた男”と呼ばれています。
「最初その言葉を聞いた時は分からなかったです。“クッチッナム”って何?僕は時代についていけてないんだ、と思いました。でも、とても嬉しかったです。韓国史から飛び出してきたという言葉自体が、僕が元々追及する演技的な部分と一致するんです。僕は演じる時、“この人が元々その人みたいな”姿を追求して好みます。演技をする時もそうやって表現しようと努力しています。最初から“飛び出してきた”と表現してくださって嬉しかったです。特にこの映画の中で表現しようと思ったのは、一人の英雄ではなく、消えていった方々の話です。僕が民衆の姿に似ていると言ってくださって嬉しいです」
(1/2ページ)