チョ・ジョンソク インタビュー
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俳優 チョ・ジョンソク(39)が、映画『EXIT』(イ・サンドク監督)で夏の映画シーンに大きな存在感を表した。
『EXIT』は、有毒ガスに覆われた都心を脱出しようとする無職の青年ヨンナム(チョ・ジョンソク)と、ヨンナムの大学の後輩であるウィジュ(ユナ)の奇想天外脱出劇を描いた災難脱出アクション映画だ。
彼が演じたヨンナムは、大学時代、山岳部で自他共に認めるエースとして活躍していたが、就職活動に失敗し、冴えないニート人生を送っている人物である。
チョ・ジョンソクは、レーシック手術を受けた後に『EXIT』の台本を受け取ったとし、終わってからきちんと読み返してみると、面白かったと話す。「ガス」という主題も独特に感じられたと、出演を決めた理由を明かした。
■良い反応を見ると、『建築学概論』を思い出します
チョ・ジョンソクは『EXIT』のマスコミ試写会の時に完成した映画を初めて観たといい、試写会が終わった後に出演キャスト達で「良い雰囲気になったと思う」と話したという。
「正直、マスコミ試写会の時に完成した映画を観るのはすごく緊張するんです。ですが、映画を観ている時に周りから大きな笑い声が聞こえてきたので緊張が解け、『建築学概論』の時を思い出しました。僕にとっては『建築学概論』が初めての映画でしたが、僕が画面に出る度に笑っていただけたので、どうすればいいかわからなかったです。反応がどうなのか把握しようと、周りをよく見る方なのですが、反応がよかった事に驚きましたね」
チョ・ジョンソクは、話題作が次々と公開される夏に、出演映画が公開される事に、緊張と負担を感じていると正直に明かした。
とはいえ、観客の反応の良さを受けて、期待もしていると寛大に振る舞いもし、『EXIT』の台本を読んで、手に汗をかくほど面白かったことを明かした。
「ドラマ『嫉妬の化身~恋の嵐は接近中!~』が終わり、時間が空いたのでレーシック手術を受けました。家で休んでいたときに、親交の深いリュ・スンファン監督が『EXIT』の台本を渡したいとおっしゃって、『レーシック手術をしたので、台本が読めない』と言ったのですが、『そういう時に見なくてはいけない映画だ』とおっしゃったんです。その返しが面白くて。
目を見開いて台本を読んだのですが、とても面白かったです。ストーリーが色々散りばめられていながらも、ピタっと終わるというのが新鮮でした。本当に面白くなければ、(台本を)僕に回しもしなかったと思います(笑)」
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